2015年のF1グランプリは一時ヨーロッパラウンドを離れ北米へ、カナダGPに寄り道します。
舞台はモントリオール、ジル・ビルヌーブ・サーキットです。
前戦で不機嫌となってしまったハミルトンの機嫌はなおるのか???注目です。
前戦のモナコGPで、全く不要なピットストップを行ってしまい、
自ら優勝を手放す格好になったルイス・ハミルトンですが、
レース前には「もう過去のこと」発言し、早く忘れてしまいたいといったところでしょうか。
またマクラーレン・ホンダの方は、トークンを使ったパワーユニットの改良を施してきました。
2トークンを使ったようですが、どの部分に使ったのかは明らかにしていません。
主に信頼性の向上が目的のようですが、パフォーマンスも少し上がるそうです。
そんな中迎えた予選では、メルセデスのハミルトンがカーナンバーと同じ44回目のPP獲得、
ロズベルグも2番手に付けて、メルセデス勢がフロントローを独占しました。
ホンダと同じくトークンを使用してきたフェラーリは、ライコネンが3番手に入っています。
ただ、ベッテルの方はトラブルによりQ1敗退の波乱です。
さらに、ストップアンドゴーサーキットで強さを発揮した直線番長のウィリアムズは、
ボッタスが4番手でしたが、マッサはトラブルによりQ1敗退。
ストップアンドゴーでパワーが必要なサーキットという事もあり、
苦戦が予想されていたマクラーレン・ホンダは、アロンソが14番手で2戦連続のQ3進出ならず、
バトンはトラブルにより予選出走を断念して最下位からの決勝となりました。
決勝では、各車とも順調にスタートを切ると、各車とも順調に集会を重ねます。
セーフティーカーが良く出るカナダGPですが、今年はセーフティーカーも出ず、
タイヤ交換も1回が主流で波乱もなく、ウォール・オブ・チャンピオンズの犠牲者も出ず・・・
順調に強さを見せつけ、順調に周回を重ねたルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン、
今シーズン4勝目、通算37勝目をあげ、前戦の憂さを晴らしています。
ニコ・ロズベルグはどうしてもハミルトンには追いつけず、2位どまり。
ライコネンがスピンした隙に3位に浮上、今シーズン初表彰台のバルテッリ・ボッタスが3位。
ピットアウト直後にスピンを喫して4位に転落、表彰台を逃したのはキミ・ライコネン。
後方からのスタートながら、早め早めのピットインで追い上げたセバスチャン・ベッテルが5位。
同じく後方から、ベッテルとは逆にロングスティントで追い上げたフェリペ・マッサが6位。
以下、マルドナード、ヒュルケンベルグ、クビアト、グロージャンまでが入賞。
マクラーレンは2台揃ってトラブルのためリタイヤ、信頼性の向上が急務です。
これで、ドライバーズランキングでも再び2位以下を引き離しに掛かったハミルトン、
なんとか食らいついていって欲しいロズベルグとベッテルに、
最近調子を上げてきたライコネンとウィリアムズ勢も頑張って欲しいところ。
ここまでのドライバーズランキングは・・・
ルイス・ハミルトン 151pt
ニコ・ロズベルグ 134pt
セバスチャン・ベッテル 108pt
キミ・ライコネン 72pt
バルテッリ・ボッタス 57pt
フェリペ・マッサ 47pt
ダニエル・リカルド 35pt
ダニール・クビアト 19pt
ロマン・グロージャン 17pt
フェリペ・ナッセ 16pt ・・・
次戦ではマクラーレン・ホンダが空力面で大幅なアップデート施してくるとか言われていますが、
その前にパワーユニットの信頼性を何とかしてもらわないことには・・・
オーストリアGPはA1リンク改めレッドブル・リンクで開催されます、6月21日決勝、お楽しみに。
2015年カナダGP〓fab44〓WINNER:ルイス・ハミルトン