VOR(超短波全方向式無線標識施設)・・・・・
説明すると長くなるのだが、要は航空機の為の補助的な機械というか装置というか施設。
成田空港付近だと銚子にあるはずだ。
この施設からは360°に渡り電波が出ている。
例えば、成田から270°方向の電波を受信したら自分の飛んでいる位置から90°に向かって飛べば成田付近へ行かれるということだ。
しかし、これだと成田からどのぐらい離れているのかが分からない。
だからもう1つVORの電波を受信すれば自分の位置がドンピシャで分かると言うことだ。
例えば、松本空港にVORがあったとして、20°の電波を受信していたとしたらチャート上に成田から90°、松本から20°の線を引いて各々の線が交差した所が自分の位置である。(パイロットの方、説明が間違っていたらご指摘下さい)
このシステムを使って自分の位置を知ろうと思ったのだが、私が訓練で使っているヘリコプターにはVORの受信装置がついていない。セスナの場合は付いていて当然だと思ったので、付いていない事がわかった時から焦り始めた。
さぁ~、マジでどうする・・・・


そうだ・・・
持ってきたカバンの中に航空無線用のトランシーバが入っていて、そのトランシーバがVORを受信できる機能が付いていたはずだ。
早速カバンを開けトランシーバを取り出しVORを受信してみる。



オキ~ド~キと呟きながらチャート(航空図)に線を引き、自分の現在地が確認できた。
こんなに風に流されていたのかと言う感じだった。
あとは自分が引いたチャート上の線に沿って飛んでいくとサンタイネツ空港へ続く道路が見えてきた。
この道路上を飛んでサンタイネツ空港へ着陸する事が出来た。
着陸後、燃料を入れている間に一服してコーラで喉を潤したのを覚えている。
サンタイネツ空港からは飛び立ってしまえばサンタバーバラの街が見えるので何も問題は無い。
101フリーウェイを目印に飛んでいれば良いのだ。
このサンタバーバラの空港は夕日に向かって飛び立つと非常に綺麗だ、
そして海上で旋回してロサンゼルスを目指すとサンタバーバラの街並みの夜景が目に入ってくる。
日没ギリギリに飛び立つと綺麗な夕焼けが見られ、旋回する頃は暗くなり夜景が綺麗なのだ。
1粒で2度美味しいってとこだろうか。
この自然を何度か味方に付け利用させてもらった事を思い出した。
今回は昼間のクロスカントリー、単独飛行ということでサンタバーバラの夜景とは無縁だったが。
そして最終目的地のバンナイズ空港が見えた時には緊張感がほぐれ、「今夜は飲むぞ~」と言う具合だった。

