この頃になるとヒロシ君と飛行機を使って小遣い稼ぎをやるようになる。

 

内容はと言うと、日本人観光客を相手にセスナでダウンタウンの上を飛んで着陸後滑走路脇のレストランで食事を食べさせる。

 

 

勿論、宿泊しているホテルまでの送迎付きだ。

 

 

集客は、語学学校時代の友人が多数旅行会社でツアーコンダクターをやっていたので、その力を借りた。

 

 

勿論、ヒロシ君も私も自家用操縦士なので客を乗せて飛ぶ事はできない。

 

 

したがってパイロットは我々の教官を使う。彼らは飛行時間が稼げるので快く応じてくれる。

 

 

 

 

流れはこうだ。

 

 

ロサンゼルス空港に到着した日本人観光客をツアーコンダクターのクニが迎えに行き市内観光をしている間にオプショナルツアーの申し込みを受け付けるので、その時にセスナの夜景ツアーを薦めてもらう。

 

 

夜景ツアーの日の夕刻タケルが彼の愛車キャデラックで観光客の宿泊ホテルまで迎えに行きバンナイズ空港へ連れてくる。

 

 

そして教官に飛んでもらいダウンタウン上空をグルッと回って1時間のコース。

 

 

着陸後は滑走路脇の「 94th Aero Squadron Restaurant」に連れて行きレストランのメニューは見せず我々が作った日本語のメニューを見せ、肉料理か魚料理を選んでもらう。

 

 

このレストランには無理を言ってステーキ用のテリヤキ・ソースを作ってもらった。

 

 

7割3割の割合でロブスターよりもステーキの方がオーダーが多かった。

 

 

食事が終わるとタケルがキャデラックで宿泊ホテルに送り届ける。

 

 

その後はみんなでバンブー5に行って酒盛りである。

 

 

ツアー料金は1人$150、大概はカップルまたは3人組である。3人組の時は儲けが大きい。
カップルの場合、2人で$300.

 

 

飛行機のレンタル料が$55、教官へ$20,食事代が2人で$40,タケルに$20、残りの$165をヒロシ君と私で山分けである。

 

 

今思えば、この時の儲けは全て飲み代に消えていたような気がする。