二人で色々話した。
今回の事でカスミが辛い思いをして苦しんでいる時に、このアパートのノブが口説いてきたと言う話もしてくれた(人の弱みに付け込んで・・・この野郎!)。
カスミは私の存在があるからノブを受け入れられないと言ったそうだ。
私はカスミに「もう少し時間をくれ」・・・と言ったが、カスミは私に「私は日本へ帰るから、ヒロカさんと幸せになって」と。
私は再び「もう少し待ってほしい・・・」と。
1時間以上二人で話をしていただろうか、タケルが公衆電話からノブのアパートに電話をしてきた。
みんなで飲み屋に居たがお開きになったから私を迎えに来て帰宅しようとの事だった。
タケルが来るまでの間、カスミと私は抱き合って泣いていたような記憶がある。
タケルの車に乗り込む前に、私はカスミに「1時間後に電話してくれ」と言ってノブのアパートをあとにした。
帰ってから全てをヒロカに話すつもりだった。
アパートに帰ってすぐにヒロカから「何処に行ってたんだ?」・・・ぐらいの事を目くじら立てて言われた。
この口喧嘩がカスミの事を話し始める良いきっかけとなった。
私はその後カスミの事、カスミと一緒に居たいと言う事を全て話したがヒロカは信じていないようだった。
私のような三枚目を好きなる女性などいないと思っているらしい。
「あと10分経ったらカスミ本人から電話があるから・・・」と私が口にしてから無言が続いた。
電話のベルが鳴った。
壁に掛けてある電話機から受話器を取り耳元へ
この時、「思いっきり三角関係のど真ん中じゃん・・・」って感想
カスミと一言二言話し受話器をヒロカへ渡した。
こういう状況なのだが彼女達はお互い「はじめまして!」と言っていたような気がする。
カスミの声は聞こえないが1時間前に私に言った事と同じ事を言っているようだった。
それに対してヒロカも同じ事を「私が日本に帰りますからカスミさんが一緒に居てあげて下さい」と。
私は自分に対する罪悪感でいっぱいであった。