久々にアパートの下の階に住むタケルから電話があった。

 

語学学校時代の日本人が集まってパーティーをやると言う連絡だった。

 

 

瞬間的に考えたのがカスミは来るのだろうか・・・と言う事だった。

 

 

場所はノブと言う美容師を目指して留学している奴のアパートだ。

 

 

 

 

ヒロカが来て2~3日観光に付き合ったが、その後は朝から飛行学校へ行き夜まで帰宅しなかった。

 

 

 

 

なるべくヒロカと顔を合わせたくなかったのかもしれない。

 

 

ヒロカが嫌いなわけではないし悪いわけでもない。

 

 

ただ、自分の心の中で「ばつが悪い」のだったと思う。

 

 

ヒロカはと言うと、クニとクニの彼女のナオコと出かけたり観光したりしていたようだ。

 

 

 

 

私は試験前と言う事で実技試験を想定して教官が日本人からアメリカ人に変わった。

 

 

 

 

中々試験を受けるだけの技量が身に付かない。

 

 

逆にこのまま飛行機がクラッシュして死んでしまった方が気が楽なのか・・・と、思った日もある。

 

 

精神的に疲れてしまい飛行機に集中できなかった。

 

 

自業自得と言えばそれまでなのだが・・・・・

 

 

 

 

ヒロカと一緒に居る数週間、カスミの優しさが日ごとに身にしみてくる。会いたい・・・と言うか、戻りたい。

 

 

 

 

ヒロカがロサンゼルスに着いて1週間以上経っているが私はヒロカの体に指1本触れていない。

 

 

 

 

 

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8月になってノブのアパートで語学学校時代のパーティーが開催された。

 

 

 

 

 

私はヒロカに「タケルとちょっと出かけてくる」と言ってタケルの車に乗せてもらいノブのアパートまで行った。

 

 

持ち込みパーティーなので私とタケルはビールを数ケースとフライドチキンを途中で買ったような記憶がある。

 

 

久しぶりにカスミの顔を見た。髪の毛が伸び少し痩せたように見えた。

 

 

目を合わせたが口をきくことはなかった。

 

 

飲んで食べて騒いだあとは、誰が気を使ってくれたのかわからないが、ノブのアパートにカスミと私を残してみんな何処かへ出て行ってしまった。