サンフランシスコから戻った数日後、日本人だけで居酒屋に行って反省会をやろうと言う事になり、ウエストウッドのはずれにある「遊」という居酒屋に集合した。

 

この「遊」と言う店はサンタモニカ通り沿いのWest woodとSepulvedaの間にある少々高級な居酒屋だ(現在は移転したようだ)。

 

 

ここで飲んでいるとブルック・シールズをはじめ矢沢永吉、松田聖子、杏里など芸能関係者と遭遇することが多々ある。(急な遭遇なのでサインは着用しているTシャツにしてもらう事が多い)
 
私は当然のごとくカスミを迎えに行ってから居酒屋に行った。

 

 

日本酒を飲みながら日本での話、アメリカでの話をした。みんなヘロヘロに酔い始めた頃、あまり酒の飲めないカスミが具合が悪いと言い出したので、私が送っていく事になり、まだみんなが騒いでる中、先に失礼する事にした。
 

 

 

 

本名、○○カスミ。東京都出身で専門学校を終えて渡米したスリムな彼女は昭和42年生まれで私より3つ年下である。ロングヘアーが魅力的で真っ赤な口紅が寝ていた私の男の性(サガ)を起こしてしまった様な気がする。
 
ついでと言っては何だが、他のメンバーも紹介しておこう。

 

 

 

クニは秋田出身で名のある会社の長男で19歳。国際免許を偽造して21歳ということで酒を飲んでいる。

 

 

ミチヨは私と同い年で23歳、東京出身でOLを辞めて語学留学に来た。

 

 

チエも19歳だがクニより学年が1つ上であり原宿に自宅のあるお金持ち(夢はスチュワーデスと言っていたが未だにLAに居る)。
 

 

 

 

 

「遊」という居酒屋からカスミのアパートまで約15分ぐらいだ。

 

 

 

 

運転しながら色々な話をした。彼氏のJimがドラッグを常用してる事、自分が妊娠したかもしれないと言う事、彼氏が仕事に行かずカスミを頼って生活してると言う事を泣きながら話してくれた。

 

 

私は住宅街の道路脇に車を寄せて止めカスミを思い切り抱きしめながら自分の気持ちを伝えた。

 

 

しかし、良い雰囲気だったのも束の間、いきなり後ろで青灯が回った。ポリスである。

 

 

住宅地に何時間も車を停めていたので住民が通報したらしい。

 

 

LAの場合、自分の家の前の道路は自分の車を駐車する事が慣例になっている(基本的に週1回の道路清掃の日以外は駐車OKである)。

 

 

ポリスに車を移動するように言われ私達は当てもなく走り始めた。そしてその夜はお互いのアパートに帰ることはなかった。