翌朝起きると朝四時だった。完全に時差ボケである。眠くはないがやることがないのでベットの中でうとうとしていた。

 

六時頃になると外でガタガタ音がし始めたのでカーテンを開けてみると、レスが水撒きをしていた。

 

 

私も着替えて外に出た。「Good Morning!」と言いながら勢いよく外に出ていった。のはいいが、レスも「GoodMorning!と答えて、其の後も話しかけてきた。

 

 

私は、玄関に上がる階段に座りながら、一生懸命英語を聞いていた。英語がべらべら続くなかジェットラグと言う単語を耳にした。その時、あっ、時差ボケのことかと自分なりに納得して心の中でニコニコしていた。

 

 

七時頃になってレスと一緒に家の中にはいって朝食を食べた。トーストを自分で焼きマーガリンを塗り、インスタントコーヒーを作って食べ始めた。

 

 

トーストもコーヒーも日本の物となんら代わりはなかったが、食べながらの会話はバリバリの英語だった。食事を終えて部屋に戻りベッドに横になるとそのまま眠ってしまい、気がつくと昼を回っていた。

 

 

ダイニングに行ってみたが誰もいなかったので、私も外出することにした。

 

 

今日の目的は、オートバイを購入することである。昨日と同じようにマクドナルドでハンバーガーを食べバイク屋に向かった。

 

 

アメリカに来てから感じていたことだが、アメリカの匂いがあるような気がする。マクドナルドを出て深呼吸をしてみると、この匂いは排気ガスと埃の匂いそして、歩道の所々にある紫色の花の匂いである。なんだかアメリカの風にふれているんだということを感じた。

 

 

パスポート、国際免許それにクレジットカードをウエストポーチに入れバイク屋についた私は、ホンダシャドーの1100にしようかどうか迷ってしまった。

 

 

スズキのGSX1100R,ホンダのCBR1000,カワサキのニンジャ900などどれもこれも中型限定の私のライセンスでは日本で乗れないバイクばかりが並んでいる。ただそれらのバイクは$7000弱するので値段のこととお国柄を考えてアメリカンモデルのシャドーにしてしまった。

 

 

担当者にバイクを買いたい旨を告げクレジットカードを渡した。値引きなどを入れ見積書を計算してもらい丁度$5000を支払うことになった。ちなみに当時のセールスタックス(消費税)は6.25%だった。

 

 

担当者が電話でクレジット会社にカードの紹介をしていたが、なんだか話が長引いているようだった。

 

 

電話を切ってデブの担当者が言うには、私のクレジットカードでは$3000までしか使えないのでどうしようかというものだった。私はVISA カード一枚だけを持ってアメリカに来たのでどうしようかと考え込んでしまった。

 

 

結局のところ残りは現金で支払うことにした。明日、残りの現金を持ってバイクを受け取りにくることを告げその場を立ち去り家に戻った。

 

 

夕方4時頃であったと思う。する事がないので、またスリフティーに出かけることにした。交差点を渡って広い駐車場に入るとスリフティーの並びにナショナルランバーという大きな店舗があった。

 

 

中に入ってみるとアウトドアーの商品や日曜大工商品などがたくさん並べてあった。広い店内で時間をつぶし6時頃家に帰ってみると今日の夕食は外に食べにいくということになった。

 

 

車で3分くらいのところであった。よくよく見るとさっきまでいたナショナルランバーのすぐ目の前のレストランであった。

 

 

中に入ると非常に薄暗かった。マネージャーらしき人に案内され席に着くと飲み物のオーダーだけを聞いて行ってしまった。周りを見回すとそのレストランはビュッフェスタイルであった。

 

 

ホストファミリーに続き私も列に並んだ。彼らは、ローストビーフを選んでいたが私はハムにした。

 

 

見たこともないような厚さでハムを2枚切ってもらい皿の上に載せてもらいタレをかけてもらった。その皿にポテトサラダのような物とコールスローのような物を載せ、他の皿にパンをのせ席に着いた。

 

 

ハムをナイフとフォークで食べるのは生まれて初めてで、切ったときの感触は何ともいえない快感だった。食べ放題の店ではあったが私はお代わりをせずに食事を終わらせた。

 

 

家に帰ってきてアンディーがデザートにアイスクリームを食べようと言いだし又今日もテレビを見ながらアイスクリームを食べた。ケーブルテレビの映画はまだ続いていたが私は先に寝てしまった。