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第四日目
 今日は、M君がバイトがあるため俺達と一緒に行動ができないので、3人で動くことになった。ロスはホントに毎日よく晴れていて、朝起きると気分がすがすがしい。パーキングアテンダントにチップを渡し、ホワイトリンカーンに乗り込みホテルを出た。今日は完全に市内観光のコースを取ることにした。
まず始めに、ホテルから5分の所にあるオルベラストリートに行った。ここは、細い路地にメキシカンがいろいろなお店を出しているストリートである。ほとんど革製品とポンチョの店ばかりだがその通りの中にいる限り自分はロスではなくメキシコにいるのではないかと錯覚してしまう雰囲気である。ちょうど、昼時だったのでここでメキシカンフードを食べようということになり半オープンカフェの店に入った。3人とも違う物を食べメキシコの味を体験した。
それから我々は、チャイニーズシアターのあるハリウッドに向かった。ハリウッドの街は新作映画のグランドオープニングで賑わっていた。我々は車をパーキングに入れハリウッド通りを歩きながら観光することにした。途中、プリティーウーマンでジュリアロバーツが住んでいたモーテルがあったのでそこで記念撮影。1時間ほどハリウッド通りをぶらぶらしてからリンカーンは次の目的地のロデオドライブへ向かった。
さすがにビバリーヒルズ、歩いている人の洋服が派手に見える。我が知人2人は日本で有名なブランド屋をいくつか周りおみやげを買っていた。同じ店に何度もつきあわされてあっという間に日が暮れる時間になってしまった。車に乗り込み、今日の夕飯は何にしようかって話になり俺は日本でなじみの薄いモンゴル料理なんてどうかと提案した。
俺の知っているモンゴリアンバーベキューはUCLAで有名なウエストウッドにある。ロデオドライブからだと車でほんの10分程度である。日本ではなかなか食べれないのでみんな喜んでくれた。
腹も満腹になり旅の疲れも出始めていたので我々は一路ホテルへと向かうことにした。さすがに旅も四日目になるとご老体は体力に限界を感じてくる。ホテルに戻って年寄り二人Aさんと俺は、ホテルの3階にあるスパに行き、マッサージを1時間受けた。このホテルは日系のホテルなのでマッサージ(日本と同じ)の部屋を設けているようだ。当然、マッサージ後は非常に気持ちよく床につけた。

第五日目
今日は日曜日である。だからどうしたって訳でもないけど・・・
少し遅めに起床して、リンカーンに乗り込み101フリーウエイをヴァンナイズという街に向かう。ここは俺が在米中、昼間の時間は殆どこの街で過ごした。ヴァンナイズに着く頃はちょっと早いお昼の時間という感じだったので、俺が毎日ランチを食べていた空港のすぐ横のレストランへ入った。デニーズとロイヤルホストとスカイラークを合わせたような要するにファミレスだ。煙草を吸いたい為アウトサイドのテーブルを選んだ。俺が当時好きだった物を4種類選びみんな違う物を食べるようにした。ロスの町中のレストランとは違いボリュームたっぷりの量である。それに特大のアイスティー。
食事後アイスティーを飲みながらのんびりと煙草を吸い次の目的地の話を進めた。飯代とチップをテーブルに置き車に乗り込み、銃を撃つために滑走路を挟んで反対側の通りに向かった。
日本人観光客が必ず行きたいのが鉄砲を撃てるいわゆる、シューティングレンジである。在米中にも俺の友人が何人かロスに遊びに来ていたがその都度鉄砲屋に行っていたので場所はすぐに思い出した。3人とも自分の好きな銃を選び俺の説明を聞いて射撃場の中へ入っていった。俺は外で煙草を吸いながら時間をつぶしていた。30分くらいでみんな弾を使い切ったようで、中から出てきた。誰もカメラを持ってなかったので写真を撮ることができず残念がっていた。
その後、車で30分くらいかかるベニスビーチへやってきた。ここは土、日に来る方が面白い。ビーチサイドでいろいろなパフォーマンスをやっているし、訪れる人の数もたくさんである。初日に我が部下、あっ,いけない、秋田君だった。と、来たときは、平日だったので人の数が全然違った。旅の日程も後残すところ一日しかないので、みんなここでおみやげを買っていた。ほとんど、胸にカリフォルニアとかロスアンゼルスとか書いてあるTーシャツとトレーナーである。日が沈むまでいろいろなみやげ屋を見ていたら、だんだん気温が下がってきてTーシャツ短パンの俺は、凍えそうになりそうだったので結局一枚トレーナーを買ってその場で着た。
日没後に我々はリンカーンに乗り込みカルバーシティーのアメリカ人ファミリーの家へ向かった。なぜかというと、今日は、この在米中世話になったアメリカ人ファミリーの夫婦が入会しているカントリーウエスタン・ダンスサークルの集まりがあるので是非来てくれと言われて、ちょっと引いたが食事は食べてこなくて良いよって言うので、それにつられてダンスサークルに行く羽目になった。アメリカ人ファミリーの車に先導してもらいダンス会場に着いた。会場に入っていくと、音楽がなっていてダンスが始まっていた。廊下の所にサークル会員の持ち寄ってきた家庭料理がたくさん並んでいたので俺達は自分の好きな物を皿に取り、会場の奥のバーカウンターに座りビールを注文してそれらの料理を食べ始めた。なぜか、M君は飯を食べる前にホールに向かいアメリカ人に混じってダンスを踊り始めてしまった。21歳の若さ故、取った行動だろうか。当然踊れるわけはないが一生懸命動いていたのを他の3人は口を動かしながら見ていた。飯を平らげビールを2本飲んで我々はそろそろ帰るモードに入っていたので、俺はアメリカ人ファミリーの夫婦に挨拶をし別れを告げに行った。毎回俺がロスに行くときはこのファミリーを訪れるが、別れ際には必ず奥さんのアーリーンが泣くのである。こっちまでもらい泣きしてしまいそうである。ご主人のレスはさすが男だから又来いよって言ってくれて、今度はいつ?なんて聞いてくれる。
我々は、リンカーンに乗り込みダウンタウンのエムというバーに急いだ。ここでバイアグラの売人と会うことになっていた。水割りを注文し、話を進め一瓶$220で話がついた。明日午後10時にここで受け渡しということになった。我々は車で5分ほどのホテルに戻り床についた。

第六日目
今日は、俺だけ別行動である。他の3人はユニバーサルスタジオに観光に行くことになっていた。ホテルの裏にフォーカスという日本の喫茶店があるのでそこでみんなで昼飯を食べ、夜6時30分にホテルで会おうという約束をし、俺は一人でリンカーンに乗り込み最初にダウンタウンのテングというビーフジャーキーの工場へ行った。
日本でも有名なビーフジャーキーのメーカーである。通常日本人観光客は空港とかみやげ屋でこのビーフジャーキーを買うので割高であるが、俺はいつも工場で買ってしまうので多少安く買えるのである。$150分のビーフジャーキーを買いトランクに入れ、次はビバリーヒルズの近くにあるストューシーという日本で流行っているTーシャツとか洋服のお店に向かった。
若者達の間では流行っているらしいが俺の年代になるとよく分からない。俺も、日本の知り合いに頼まれたのでしかたなくこのお店に来た。Tーシャツを2枚、トレーナーを1枚買った。なんでこんなデザインが良いんだろうと思いながらも、自分用のセーターを1枚買ってしまった。
次は、ナイキの靴を買わなければならないので、ナイキタウンへ向かおうとしていたら、丁度、靴のウエアハウスがあったのでそこにとびこんでしまった。サイズ等日本で聞いていたのでサイズと色だけで簡単に決めてしまった。午後からホテルを出てきたものだからあっという間に暗くなってしまい、俺は6時30分の待ち合わせに間に合うようにフリーウエイに乗った。ホテルに着いたのは6時頃であった。
俺は買ってきた物を部屋に運び荷物の整理をした。そうこうしているうちに6時半になったが彼らは戻ってこない。何故6時半でなければいけないかというと、今日の夕飯はプライムリブを食べに行く為、レストランを7時に予約してあったのだ。仕方がないので俺はレストランに電話をして8時に変更してもらった。7時ちょっと前に彼らが帰ってきた。フリーウエイが事故で渋滞していたとのことだった。ほんとかよ!って思いながら我々はすぐにホテルを出発した。レストランまでおよそ40分かかるとみていたのですぐにフリーウエイに車を走らせた。夕方のラッシュアワーで超渋滞である。イライラしながらようやくレストランへ着いた。
注文は全員骨付きのプライムリブである。が、俺だけは骨なしの小さい方にした。骨付きは、量が多すぎて絶対食べきれないことを知っていたからだ。彼らには結構大きいステーキだよって言っておいた。何も知らない彼らは、最初に出されたサラダやパン、スープを口に入れていた。そして、まず始めに俺の小さい方が運ばれてきた。彼らはそれを見て「でっけ~!」「これで小さい方なの?」と言っているうちに彼らのも運ばれてきた。みんなびっくりである。ロスには、ローリーズという観光客相手のステーキ屋がビバリーヒルズにあり有名だが、俺の記憶が確かならローリーズよりここのプライムリブの方が大きいので俺が連れていくのはこっちの店である。観光客は100%行く事ができない地元の人だけが知る店である。「こんなに大きいの!」、「全部食えねえ~よ!」、「写真撮りてえ~よ!」、「すげ~柔らかい!」「こんなに分厚いステーキ喰ったことね~よ!」、、、、、いろいろな意見が飛び交っていた。俺もこの量で一人$26は日本では考えられないと思う。
気がつくと、バイアグラ(自分用ではない)の受け渡しの時間が近づいてきたのでチェックを済ませ、リンカーンに乗り込んだ。時間的に間に合わない様な気がしたので、途中でエムに電話を入れ遅れる旨を伝えようとしたとき、相手が足元を見てきた。箱単位だと$220でいいが、一瓶だと$250だ。と言ってきやがった。「じゃあ、いらねえ~よ」って俺はあっさり断ってしまった。まったく、ふざけた野郎だ!
我々一行は気を取り直して夜のビバリヒルズでも見に行こうということになり高級住宅街へ入っていった。ため息の出るような大きな家ばかりである。いつかは俺もって思いつつホテルへ戻ることにした。途中で、XXXの店、いわゆるエロビデオ、エログッズの店があり、中に入りたがっている男が約2名リンカーンに乗っているので我々はエロビデオ屋のパーキングに車を停めた。俺個人的には見るよりやる方が好きだから、あまり気が進まなかったが結構やばい地域なので車の中で待っているわけにも行かず同行した。中にはたくさんのエロビデオ、大人のおもちゃ等があり、お客さんも結構入っていた。我々は何も買わず見学だけしてホテルへ戻った。
明日は朝起きて、8時に空港に行かなければいけないので、みんな荷物の整理を始めた。俺は夕方にラッゲージを済ませてあったのでやることがなく、村山君を誘い飲みにいってしまった。2時の閉店までM君と日本人のクラブ(ディスコではない)で飲んでM君に別れを告げホテルに戻った。明朝の洋服だけ用意しておきベッドに入った。

第七日目
 5時半に起床シャワーを浴びた。服を着替え、荷物を持って下に降りチェックアウトを済ませパーキングアテンダントに$5のチップを渡した。「今度はいつ頃来るんだ~?」とパーキングアテンダントが聞くので「多分来年だよ。」って答えておいた。ハーツのレンタカー屋に車を返し、空港まで送ってもらった。後は普通の日本人観光客と変わらない普通の搭乗手続きをして飛行機に乗り込んだ。禁煙パイポをくわえながら!

                           完