
ロサンゼルス日記
第一日目
眠い目をこすりながら、我が愛車セルシオで会社の部下との待ち合わせ場所の某駅西口ロータリーに行ったのが朝7時。部下を乗せ一路成田空港へ。予約してあったパーキング場に車を入れ、成田空港北ウイングに着く。
チェックインをして荷物を預け、出国手続きをすませ、自分のためのタバコを免税店で買い、予定通りに搭乗そして離陸。
機内は禁煙のため、あらかじめ用意しておいた禁煙パイポをくわえる。機内でノービザ入国の為の書類を書くが米国での滞在先の欄が書けない。なぜなら、泊まる所が決まってない。仕方なく適当にニューオータニホテルと書いておいた。
約10時間後にロサンゼルスに到着。入国手続きを済ませ外に出ると久々の青い空。10時間我慢したタバコに火をつけ空を眺めながら俺はこの青い空に溶け込んでいるのだろうかと・・・
ここから又、同日が始まるのかと思うと気が重い。電話のあるところに行き、レンタカーを予約して(今回はハーツ)、レンタカー屋の無料バスに乗り込む。当然、日本人観光客は一人も居ない。レンタカー屋のオフィスに着き、アメックスの銀色カードを出し書類にサインをして終了。
リンカーンのトランクにラッゲージを入れ出発。当たり前だが右側通行で運転してフリーウエイに入る。横で部下が「かっこいいよ!」と、一言。ナビも無いのにスイスイ走って行くのが不思議らしい。
最初の目的地は、部下がバックパック(リュックサック)を買いたいと言うので、ベニスビーチへと向かった。露天の店が並ぶここは、いろいろなものが安い。靴下からスーツケースまで何でも売っている。俺はロスの中では結構気に入っている場所である。部下が革製のバックパックを買うときに俺もボストンバッグをつられて買ってしまった。
そうこうしてるうちに、昼時になったので、$1.50のホットドッグを食べることにした、ビッグ・ダディーと言う店だ。我が部下は値段と大きさにビックリしていた。
その後は、昔からの知り合い等の家へ挨拶回りをした。日本から持ってきた和菓子を配って歩いた。さて、今日の宿はどうしようということになり、以前仕事で何度か泊まったことのあるミヤコインというホテルに予約を入れた。
夕方5時頃であっただろうかチェックインを済ませ、リンカーンをバレット(日本語だとこれで良いのか)パーキングに預けた。パーキングアテンダントのメキシコ人が俺のことを覚えていたのには嬉しかった。部屋に入り荷物の整理をして夕飯を食べることになったが、我が部下は、和食が食べたいと言い出した。ロスに着くまでは毎日洋食を食べたいと言っていたのに昼間のホットドッグで懲りてしまったようだ。
ロスだったら、どんな対応でもできると自負している俺は、すかさずリトルトウキョウ・ホンダプラザの中の居酒屋に連れていった。日本酒を飲みながら、おでんやモツ煮を食べた。ほどよくアルコールが利きはじめたところで部屋に戻りベッドに横になった。
第二日目
今日と明日は男4人でラスベガスツアーである。他の2人というのは、ロスで学生をやっているM君、そして今日、一日遅れで日本から来る俺と同業のAさんである。
あさ9時にM君のアパートに迎えに行ってそれからロサンゼルス空港へと向かった。10時に空港へ着いたときにはAさんは待ちくたびれている様子だった。そして、一路ラスベガスへ。ごみごみして渋滞の多いロスの街を抜け、直線路の15号に入ったところで運転を俺からM君へと代わった。途中、バーストーという街にアウトレットがあるのでそこで買い物をし問い面のデニーズで食事をして給油後にリンカーンは一路北へ向かった。次に休憩したのはカリフォルニアとネバダの州境である。そこで何軒かのラスベガスのホテルに電話をして四軒目でようやく予約が取れた。エクスキャリバーというホテルである。ラスベガスの街の明かりが見えたのは太陽が沈みかけた頃であった。何十マイルも先にラスベガスの街の明かりがポツンと見える。非常に感動的だが男四人で見るものではないような気もした。
明かりが見えてから一時間弱で我々は、その明かりの中へ入ることができた。チェックインを済ませ部屋に入ると、シャワーを浴びたいという者と横になりたいという者がいたので各々一時間だけのんびりしようということになり、自分たちの時間を過ごした。そして、待ち合わせの時間に廊下に集まりバッフェに行って食事をした。みんな好きな物を何回もお代わりをして食べていた。それから先は、明朝11時のチェックアウトに間に合うような自分だけの時間に入っていった。その後の彼らの行動は俺には殆ど分からなかった。
俺は、いつものように$1コインのスロットマシンの前に座った。一回レバーを引くごとに$3を食べてしまう箱である。30回引けば10000円に羽がはえて飛んで行ってしまうということである。昔は、$100札を持って両替の窓口に行き$1のコインを100枚受け取ってからのスタートだが、今では時代も進んでいるようでスロットマシンの機械にそのまま$100札が入るようになっていた。俺は$100を入れてレバーを引き自分の運を楽しんだ。煙草を一服している間に$100は消えて無くなってしまった。隣のマシンに移ってみる。又$100、同じマシンでもう$100。あっという間の$300であった。俺は以前にスロットで$8000出して、ローレックスの時計を買ったことがあった。その時の夢をもう一度って言う感じで祈っていたが、世間の風はそんなに甘くなかった。
なんだか気分がのらなないので他の奴らはどうしてるのかと思いながら、カウンターバーに腰を下ろしビールを注文した。丁度、そこへM君が通りかかった。「どお、出てる?」、「いやあ~、全然。」そんな会話をしながら2人で30分程過ごして部屋へ戻った。俺は疲れてしまいベッドに横になってしまった。
第三日目
目が覚めたのは、ウエイクアップコールの設定してある9時だった。彼らが何時までカジノにいたのかさだかではなかったが、誰も勝ったという話はしていなかった。
11時にチェックアウトをしてリンカーンに乗り込み、フリーウエイ15を南に戻った。途中の田舎の町で映画に出てくるような田舎のレストランに入り昼飯を食べた。そこからは、我が部下の運転に代わることになった。(この日記を書いている時、横にいる部下がなんで自分だけ名前が出ないのかとコンプレインしたので今後は名前で呼ぶことにする。)秋田君の運転である。はじめての右側通行左ハンドルであるため、俺が助手席に乗り指示をした。フリーウエイ15は殆ど直線なので何事もトラブル無くロスの街に近づいてきた。車の数が増えてきたので、給油をしたときに運転を代わった。
ダウンタウンのミヤコインホテルに着いたのは、暗くなってからだった。ホテルにチェックインし直し部屋に上がった。荷物の整理をしてからホテルの目の前にあるスエヒロという、安っぽいレストランで日本食を食べてからガーデナというロスの南にある街に飲みに行った。
名前はイエスという日本人が経営しているカラオケスナックである。なぜ、ここに着たかというと、俺が在米中にルームメイトだった人が働いているからだ。先日のようにおみやげの和菓子を渡し1時間ほど飲んでM君をアパートに送ってからホテルに戻ってきた。
つづく・・・