先日、友人と食事をしていて
色々な話をしたのですが
師匠の話になりまして
その方は芸事を修行している方ではないのですが
長年の大変な勉強や修行を経て仕事をされていますが
自分には師匠という存在がいないのが問題だと
話していました
勉強、修行は自分でも出来る事は沢山ありますが
師匠という存在は、師匠が人生で得たものを弟子に与えてくださる唯一無二の存在です
私は幸運な事に師匠大好き弟子なので
つい師匠大好きぶりを曝してしまいますが
それを受けて友人が
「師匠だって只の肉の塊だよ」
と一言
闘病仲間なので、それまでしていた話もあっての事ですが
確かに人間、只の肉の塊
反論は何もありません
その、肉の塊に宿るものがあります
三浦しをんさんの義太夫の世界を書いた小説を
思い出しました
手元にないので、細かな事は忘れてしまいましたが
三味線方を亡くした太夫さんが
「あの人の手を焼かないでくれ、あの人の手は宝なんだ」
只の肉の塊には、言葉では表しきれない
宝が宿ります
その正体を見てみたくて、知ってみたくて
でもそれは、身に持つ技術などだけではなく
その人の人生そのもので
他の人には触れたり覗いたりできない
深いところにあって
私は私の人生をしっかりと生きなければ
宝を持つことは出来ないんだろうと思います