先日ちらっとお話した『新作』の構想を練っているところですが、そもそも
「技術的に可能か?」
という問題をクリアしなければいけません。
自分のプランは簡単に言ってしまうと『太平洋を一周』することなのですが、
離島を転々としていくため、おそらく定期便が存在しないように思われます。
自力で船をチャーターして…なんていうのも考えましたが、
実現するには予算と時間と人手がまったく予測できないので
より手軽と思える方法を考えています。
そこであるアーティストのプランを思い出しました。
この技術を検証していけば実施可能ではないか?
スウェーデンのアーティストErik Nordenenkar氏の作品があります。
GPS装置を入れたプラスチック製ブリーフケースを
DHL(国際宅急便)の配送用飛行機やトラックを利用して世界に巡らせて
11万664キロメートルの一筆書きを完成させた…いや完成させるプランです。
実際には描かれていないでただの『プラン』なのですが、
これが公開された当時(2008年5月)は『実施されたもの』とされていたため
世界中にセンセーションを巻き起こしました。
やっさんも当初はプロジェクトの構想を練っている段階でこれが発表されたので
先を越された感がありあせりましたが、
しばらくしてからこれが嘘であることが分かりちょっとほっと(少し残念)しました。
↓こんなかんじ
話を元に戻しますが、彼の
『GPS入りのブリーフケースを国際宅急便を利用して世界中を配達させる』
手法に着目したいです。
ただ、問題点(気になる点)はいくつかあります。
1- GPSの感度 (輸送飛行機の中でも受信できるか?)
2- バッテリー (1か月以上の長時間の使用に耐えられるか?)
3- デリバリー (本当に指定通りの場所を巡ってくれるか?)
まず『1- GPSの感度』について。
自分の経験上の話ですが、自分の用いているハンディGPS(SONY GPS-CS1)で
飛行機や新幹線で移動した軌跡を記録したことがあります。
新幹線は、窓際に置かないと感知しなかったし、
飛行機も、当然窓際でないと感知しなかったのですが、
それに加え、一定の速度を超えると位置の測定が難しいようです。
離陸して数分間までは受信できたのですが、
それ以降は着陸するまでほとんど無理でした。
あまりGPSには詳しくありませんが、
『感度が高くて長持ちするGPS』が実現可能か検証する必要があります。
おそらくミサイルとかの軍事関係ではそういったのがあるでしょうが、
民間人レベルが使用するもので流通しているかですね。
Erik Nordenenkar氏は下の画像のようなGPSを用いたということになっていますが、
…ちょっと長くなってきました。
他の問題点(気になる点)については後日お話します。
【参考】 The BIGGEST DRAWING in the World (Erik Nordenenkar氏のサイト)
http://biggestdrawingintheworld.com/drawing.aspx
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【ダウンロード】 GPSログデータ
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以下のアドレスから、GoogleEarth用GPSログデータがダウンロードできます。
※ZIP圧縮しています。解凍してからご使用ください。
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