知憩軒(ちけいけん) | ミモザの美味しいをありがとう

ミモザの美味しいをありがとう

人は美味しいものを食べたり飲んだとき、とっても幸せな気持ちになります。それは作った人の愛情が沢山つまっているから。ミモザが出会った美味しいものを、それを作った人への感謝をこめて食の都山形県庄内地方からフードアナリストが発信します。

 今日は、某雑誌の庄内ロケがあり、
久しぶりに知憩軒に出かけてきました。

いつもならもう、雪も消えていても良い四月なのに、今年はまだまだ沢山残っていました。



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 囲炉裏の傍に生けられた猫柳が春の訪れを待ちわびるかのよう。

東京からいらしたロケ班の皆さん、知憩軒のこの雰囲気をとても気に入っていただいたようでした。

撮影が終わり、やっと食事の時間です。



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 女将が囲炉裏に火を入れてくれました。



photo:03



 先ずは、おにぎりにお味噌と青菜を巻いた弁慶飯をじっくりと焼きます。

東京からいらした皆さん、弁慶飯も青菜も知らなくて、今日初めて食べるといいます。

そうなんだ。私たちが普段当たり前に食するものでも、ここから一歩外に出たらそれは当たり前のことではなかったんだと、あらためて認識。

弁慶飯の香ばしい香りが広がります。
バリッと中からでてくるご飯と味噌がたまらない。



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 在来野菜の前菜

左から山芋をじっくり皮ができるまで揚げたものに絡めたもの、
こごみとうるいのごま添え、
浅葱とエゴの酢味噌添え。



photo:05



しめじ茸とかぶの煮物



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 胡麻豆腐、宝谷かぶの漬物、味噌汁、煮物。
この胡麻豆腐、黒胡麻を使っているところが女将のこだわり。女将曰く、毎日毎日、胡麻擦りの人生よ~と。


この他、身欠にしんとじゃがいも煮付け、デザートに干し柿がつきましたが、写真を撮り忘れてしまいました。

これでなんと1200円、ロケ班の皆さん曰く、これだけの素材を生かしたお料理をこういう場所でいただくには東京では3800円位するよ~と。

普通のご飯が美味しいって究極の贅沢なのですね。

一つ一つに手がかかっているのはその分の愛情も詰まっているんだなと実感しました。

長南さん、ありがとうございました。


お店の紹介
知憩軒
山形県鶴岡市西荒屋字宮の根91
0235-57-2130

http://yamagata-np.jp/feature/shoku_nou41/kj_2010070400560.php

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