昨年夏からいろいろあった宙組。
個人的にも片手分チケットはあれどどんな感情で観劇できるのか心配でした。
約一年近く公演がストップしていましたから客席はいつも以上に温かく、拍手の爆音にまず驚き‼️アイロンのあの子や組長ソロへもかなり温かかったですし終演挨拶にも長い拍手が入り、久々の手拍子だらけ、拍手だらけの公演でした。
作品自体は間違いのない構成。
お衣装も色目たっぷり、羽根や総スパンコールも豪華✨✨✨
セトリも宝塚ファンなら誰もが知っている曲ばかり。まるでタカスペを観ているようでした。
宙組の落ちたイメージを曲の力に助けてもらった作品、とても良く考えられた構成だったと感じました。
長年の宝塚ファンなら懐かしく、何より曲に感情移入できたのではないでしょうか❓
芹香斗亜様、歌いにくそうな楽曲もありましたけど低音以外は安定に歌えていました。お衣装はキラキラ、ギラギラでしたけどなんだか自身の輝きがくすんだ気がしたのは気のせいでしょうか。春乃さくら様は元気でフレッシュ。踊ったり歌ったりで大活躍、トップを支えるのに十分な資質を持っていました。笑顔がチャーミング、陽のオーラの持ち主。陰オーラのキキちゃんとの調和が良かったです。お歌は歌い込めばまだまだ伸びそうでした。
桜木みなと様は晴れて2番手、穴のないスター。学年に相応しい完成度でした。瑠風輝様は露出がかなり増えました。まことの愛はすごく溜めた丁寧な歌いあげでした。鷹翔千空様も大活躍、とくに代役公演では忙しくされていました。
風色日向、亜音有星、大路りせ、泉堂成様も一段と目立つような公演でした。
娘役では山吹ひばり様が娘2くらいの存在感があり、水音志穂、愛未サラ、美星帆那様綺麗どころも華を添えました。サラちゃんは初エトワールおめでとうございます。まだまだ伸びそうな歌唱力だなと感じました。
急いで用意したであろうこの作品ですが、再出発には相応しいものでした。
110周年を飾るタカスペのような雰囲気もありこれを柚香光、月城かなとがいたトップ5組で観たかったなと感じました。
コーラスの宙組と言われるようにすごく上手いスターもいないけど下手(男役低音不安定な人はちらほらいましたけど路線にも)もいない。
今後は下級生の成長にも期待です。