ラグビーのワールドカップが開幕した。開幕戦は、開催国フランスと、これで3大会連続で開幕戦に登場するアルゼンチンの一戦。


フランスは、開催国として優勝が期待されている。これまでの5大会、優勝こそ果たしていないが、北半球で最高の実績を残しているのが、ホームユニオン4カ国ではなく、フランス。


<フランスの過去5大会の戦績>


1987年第1回:準優勝

1991年第2回:ベスト8

1995年第3回:3位

1999年第4回:準優勝

2003年第5回:4位


第2回大会を除いて全て準決勝に進出している。開催国である今大会は、当然優勝を狙っているだろう。


しかしその前に立ちはだかるアルゼンチンは、フランスとのここ最近の対戦で4勝1敗と数字上圧倒している。世界ランキングも一時5位まで躍進し(現在6位)、今大会の台風の目と目されている。


注目の試合結果は、アルゼンチンが17-12で開催国フランスに快勝した。


アルゼンチン 17-12 フランス (前半17-6)


http://www.rugbyworldcup.com/home/fixtures/round=100/match=10073/index.html


アルゼンチンは、キックを有効に活用した抜群のエリア・マネジメントで終始試合を有利に進めた。SHピチョット、SOフェルナンデスのHB(ハーフバック)団が、見事に試合をコントロール。攻撃面ではパントキックを徹底、そしてディフェンスでは終始タックルが刺さり続けた。


逆にフランスは、開催国の重圧からかどこか堅く、終始受身だった。特にHB団のSHミニョーニ、SOスクレラの動きが堅かった。スクレラは肝心のプレースキックでもミスしたのは致命的。またFBエマンスのキック処理も、どこか不安に満ちたものだった。そして頼みのCTBジョジオンには見せ場がほとんど訪れなかった。


組合せでは、プールDの2位が決勝トーナメントの初戦(=準々決勝)で優勝候補の最右翼であるニュージーランドとあたる可能性が高い。なんとしても1位でプールDを乗り切らなければならないが、この開幕戦の敗戦でフランスは非常に厳しい立場となった。もちろんプール1位の可能性が消えたわけではないし、仮にニュージーランドと対戦しても勝つ可能性もある。しかし一方で、プールDには前評判の高いアイルランドもおり、プール1位どころかプール戦敗退の危機すらある。


しかし想像以上にプールDは激戦となりそう。この後のフランス-アイルランド、アイルランド-アルゼンチンが楽しみでならない。それにしても開幕戦からすごい試合だった。