(以下は酔った親父の持論・仮説です)
立体図形問題はよく外遊びをしている子、もともと空間把握センスのある子が強いとか言われたりすると思います。
例えば模様の描かれた展開図を眺めて組み立てたときの完成形が脳内ではっきりと描けるなら、確かにそれに越したことはありません。(参考: キッズbee 2021年トライアル もんだい8)
しかし…灘中や開成中が出題するような工夫の凝らされた立体図形の問題ってわざとイメージしにくいように作ってますよね?
それでもさらっとイメージできるなら作問者的には「はい、すいません」ってかんじだと思うんですが、
あれはむしろ直感的にイメージできない問題に対し、有効な観測・分析手段を発見し、それを手掛かりに問題解決する能力を判定しており、
実際、科学研究などの世界ではそういう状況って「あるある」に違いありません。
例えば、物理学で言えばニュートン力学なら「リンゴは落ちる」というように経験的にイメージできるわけですが、量子力学の世界だと「猫は生きている状態と死んでいる状態の重ね合わせである」となり、普通イメージできなくて当たり前だと思いますw
ところが、そんな直接は見えない摩訶不思議な極小の世界をあらゆる観測手段で分析し、理解を深められたという点に研究者の偉大な功績が認められると言えるでしょう。
実際、そのおかげで毎日スマホを使い倒し、ウイルスのワクチンが摂取できる今の世界があるので感謝しかないですよね。
要するに、あの手の問題を出題する意図は、パッと見想像できない問題に対し、果敢に立ち向かう理系の素養を試しているということだったんでしょうね。
というようなことを考えて勝手に納得してスッキリした夜でした。
(イメージしにくい展開図の問題例↓)





