ショー爺さんは言う
人生には二つの悲劇がある
一つは心の願いが達せられないこと
もう一つはそれが達せられること

どちらも悲劇と言うならば
それでも良いと想ったんだ。

けれどもその時が来たならば
どうか己が究極に正しいという判断を下して欲しい。

己がどんなに無力な民であろうとも
そのとき可能である限り
「どちらでも良い」
という言葉は残してはならない。


表で認めた美しい光景が
裏まで見とめてしまうと
夢から覚めてしまうといふ
出来ることなら我命をもってでも
彼方が覚めない様に何度も誘いたい

いづれも残酷と言うならば
それでも良いと想ったんだ。

けれどもその時が来たならば
どうか己が究極に正しいという判断を下して欲しい。

己がどんなに有力な民であろうとも
そのとき可能である限り
「人それぞれである」
という理論を翳してはならない。


曖昧は善悪を崩壊させる
曖昧は全てを亡霊化させる
-たとえば良く晴れた朝、あるいは白い夜-

黒を捕らえようと遍く照らす白を迷走で酔う狂人と瞑想で覚める超人は深層の心を探るのか真相の心を悟るのか光と陰の色合いを分けて闇が現れ分けぬなら闇を越え1つの朝に辿り着く比喩とし、つい300000年前に貰った魂の塊を無くし必死で捜し昨日は朝焼けに天使と交換し美しいと想っていた羽と思いのほか重たい羽が擦れ合う痛みに耐えながら笑い合う二つのA非Aと似た交じり合わぬ海のあおと空のあをとの中間地点で少女が捨てた真っ白い紙に描かれし黒の旋律から許された3つを結ぶ斜めの線の右側に引かれた光線で辿り着いてしまう650000年先より対の屋に迷い込んだ夜を分けぬ猫が瞬き1つで世界を変える、


Voice Warehouse

   あの人は6に導かれ
   窓から内を眺めていた。

   笑顔を忘れた人魚姫は
   享楽を求め泡と消えました

   欺瞞を囓った白雪姫は
   唇の上に真実を隠しました

   そとからみれば
   すべてがきまっているようにみえるが
   なかにはいったしゅんかんに
   さきがみえなくなるものだ

   そう謂い6はあの人に融け
   我を嘲け笑いました。
              

 彼等は聞こえるのだろうか
 6から始まるあの声が。
 動揺しているから心を動かし
 因果を感じているといふ

 眠っている間にまた似たモノを選ぶから
 何度も捨てられ何度も作られる
 捕らわれながら上を望み
 意志を持ち意思を現形させよ

 不可逆性は生命の欲求を
 生命を介して天命を解せよ


 彼方は心得るのだろうか
 6から始まるこの詩が。
 静止しているから心を御さえ
 条件を変えているのに

 眠っている間にまた違うモノを選ぶから
 何度も塗り替え何度も創られる
 囚われずにいて下を臨み
 意志を捨て意思を消滅させる

 不可逆性は生命の欲求を
 生命を介して天命を解せよ


Voice Warehouse-6