「誕生日には真白な百合を」
あなたがくれた この名前は
いくつの願い 込められてるの

と、始まるこの歌を目の前で聞いて
とても心に残りました。

生まれて、保育園幼稚園の頃はぼんやりとしか記憶が無いけど
小学校に上がって引っ越して友達ができて、
たくさん遊んでたくさん学んで
地元を離れて大学でさらに多くの友達ができて。

社会人になって、地元に戻る事も少なくなってしまったけれど
年に2回は顔を見せに行って。

結婚して、子どもが生まれて
「名前を決める」って時に、
自分の名前に込められた思いを改めて感じさせられた。

自分の名前がすごく好きで、自分の生き方も好きで、
そう感じさせてくれたのは、家族、親なんだなと
今になってようやく分かるようになってきた。

「親孝行よりも、自分の子どもにしてあげなさい」
と、昔言われた事も今ではその気持ちがよく分かる。
それくらい、親はいつまでも親であり続けるのだろう。

いつか、自分の子が
名前に込められたいくつもの思いを感じて
そんな思いで、またその子に紡いでいってくれるのならば、
それが親孝行になるんだろうなと思う。

今を生きる私たちには、とても大切な「名前」がある。
誰かを呼ぶときも、そんな思いを感じながら
呼んでみると、そこにはこう 温かい空気が生まれるような気がする。

やさしく、やさしく。よんであげよう。



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