こんにちは。

植毛とSMPの専門医イ・サンジュンです。

 

 

 

 

 

毛髪移植手術において移植する

毛包を採取する方法には 

切開法非切開法の二つがあります。

  

切開法は、皮下脂肪層から上の組織を

メスで切開した組織を分離して

必要な毛包を採取します 。

 切開した部位は、縫合をして終了です。

 

 

 

 

 

幅1.3-1.8cmほどを切開して縫合する方法で

後頭部の部分が引っ張られる感じを受けますが

一週間ほどでなくなると考えてださい。

 

非切開法に比べて毛包を採取する過程で

所要時間がより短く

手術費が非切開法に比べて、

より安価で分離された毛包の損傷が少ない

という利点があります。

 

 

非切開法毛髪移植 

 

 

一方、非切開法は毛包の一つ一つを

パンチでくり抜いて

ピンセットで分離する方法

切開法よりも後に開発された手術法です。

 

メスを使う行為に対する不安感がなく

術後の回復がより速いという長所があり、

この方法を選択する患者さまが増えています。

 

欠点は、手術時間が切開法に比べて長く

手術時間が長いために

費用が切開法に比べて多くかかることです。

 

また、パンチを一つずつ打つ過程が必要なため

毛包が損傷する確率が切開法に比べて少し高く

必要な毛包数よりも10%程度余裕をもって

採取しなければならないという欠点もあります。

 

 

 

 

それぞれの方法に

特性と長所短所がありますので 

患者さまの選択がプラスとなること

逆にマイナスとなることもあります。

  

一つの方法だけではなく

患者さま本人の嗜好や状況に合わせて

選択できることをプラスに考えて

手術法を決めるのがよいでしょう。