こんにちは。植毛とSMPの専門医イ・サンジュンです。
植毛手術はすでに大衆化された治療で、脱毛症で悩んでいらっしゃる患者さんなら誰もがご存知かと思います。その反面、永久メディカル頭皮タトゥー(SMP)は脱毛症の治療のため来院された時などに、初めて知ることになった方が多いと思うので、今日はその二つの違いについてご説明させていただきます。
二つは完全に違う治療法ですが、脱毛症を改善させることができるという共通点を持っています。
まず、一般的によく知られている植毛手術は、他人にはよく見えない後頭部から毛包を採取し、空いている部分に植え付ける手術です。一番効果的な部分はM字や、先天的に広い額、そして脱毛が進んで空いてしまった頭頂部です。また、ヘアラインを綺麗に整えて小顔に見えるようになりたいという女性の方にもお勧めします。
永久メディカル頭皮タトゥー(SMP)の正確な名称は頭皮微細色素沈着術(Scalp Micro Pigmentation)です。ヨーロッパやアメリカでは2000年代の初めから行われた施術であり、韓国では2010年くらいから始まりました。
植毛手術は採取した毛包を頭皮の5−6mmくらいの深さに植え付ける手術ですが、SMPは髪の毛が細く、密度が足りなくて頭皮が透けて見えるところの、1-1.5mmの深さに色素を沈着させる施術です。短く切られた髪のような点が、まるで髪の毛が生えてきたかのような錯覚を引き起こします。
つまり、髪の毛が沢山抜けている部分には植毛手術が、少しだけ足りない部分にはSMPが効果的です。もし植毛手術の際、お持ちの髪の毛が足りない場合はSMPを一緒に受けることで補完することができます。