(写真はDR.ジュンの韓国ブログから)
Q.
SSRI成分の入った抗うつ薬を服用してから、髪の毛が全体的に細くなり、抜け毛が増えていると感じています。抗うつ薬によって、血中のプロラクチンの数値が高くなり、脱毛症になることもあるらしいです。
私の場合も、この抗うつ薬のせいでしょうか?
SSRI 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)とは、抗うつ薬の一種。シナプスにおけるセロトニンの再吸収に作用することでうつ症状、病気としての不安の改善を目指す薬。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
A.
こんにちは。植毛とSMPの専門医イ・サンジュンです。
脱毛症が薬によって引き起こされるケースはあります。ですが、薬は一番最後に考えねばならない脱毛症の原因です。もしかしたら患者さんは、髪の毛が細くなり、ヘアラインがどんどん後退していく典型的な男性型脱毛症になられたのかも知れません。また、そのような男性型脱毛症にSSRIの作用がプラスになり、脱毛をさらに早くしてるのかも知れません。
SSRI系列の抗うつ薬の副作用の中で、脱毛症になる確率はそう高くはないはずです。私には患者さんの年齢や、抗うつ薬をどれくらい服用されて来られたかは分かりかねるので、抗うつ薬を処方した担当医に相談されることをお勧めします。