| 監督 | ダニー・ボイル |
| 製作 | アンドリュー・マクドナルド |
| 脚本 | ジョン・ホッジ |
| 原作 | アレックス・ガーランド |
| 撮影 |
あらすじ
リチャード(レオナルド・ディカプリオ)は退屈なアメリカを飛び出し、刺激を求めてバンコクへ。その夜、リチャードはダフィ(ロバート・カーライル)と出会い、秘密の孤島「ザ・ビーチ」の伝説を聞く。ある日、ダフィが自殺。リチャードの部屋のドアには孤島の地図が貼りつけてあった。リチャードはフランス人のカップル、エチエンヌ(ギヨーム・カネ)とフランソワーズ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)を誘い、孤島へ渡る。島にたどりついた3人が見たものは、20人ほどの若者が暮らすコミュニティだった。楽園のような暮らしを楽しむリチャードたち。だが、次第にコミュニティの影の部分が明らかになる。さらに、リチャードが島の地図をコピーして他人に渡していたため、都市からさらに若者たちがやってくる。それを見たコミュニティのリーダー、サル(ティルダ・スウィントン)はリチャードを追放。リチャードは孤立するが、農民たちが新しくやってきた若者を射殺したのを見てフランソワーズとエチエンヌを呼びに戻る。3人で島を出ようとした矢先、農民たちがコミュニティにやってきて「出て行きたくないならリチャードを殺せ」とサルに迫る。銃の引き金を引こうとしたサルに全員が信頼を失い、サル以外の若者は島を捨てる。アメリカに帰ったリチャードは「楽園は自分の中にしかない」と気づくのだった。
goo映画より
細かい設定を忘れてしまったのでコピペ
※サルは人間の名前です
前半の楽園に行くまでのくだりは、正直とんとん拍子で物語が進むので退屈しないが、中盤から後半、仲間がサメに襲われてからのこの映画の肝、やはりどこにいても女リーダーキャラはヒスで狡猾でめんどくさいの三拍子揃ってしまっている。途中に本土の歯医者に行くことを承諾せずその場で抜歯する用に命じる、楽園の秘密を守るためにして行き過ぎている、単純に他者への自己の問題から生じた痛みを、さも自業自得という言葉で正当化できる程度の痛みを持った罰、あるいは締め付けを与える事で、自分は決断できるリーダーであるという力の見せつけと支配しているという自己の欲求満たしているように思える。
ちなみに抜歯は下の奥歯の場合、下顎の骨とくっついているため下手な抜歯をすれば死に至る
この描写があったからこそ、本土の浮気、サメにやられた仲間の放置、銃で主人公殺そうとする引き金引いていてしまったこと、このことナルシスト気味のヒス女を指導者にやらせるとろくなこと結末にならないというメッセージ性が伺える。
この作品の悪は、若者を殺した農民等ではなくリーダーである女そのものなのではないか?