ドル/円が下落
[ニューヨーク 28日 ロイター] 28日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対ユーロで上昇する一方、対円では下落した。商務省が発表した6月の米耐久財新規受注が予想外に減少したことを受け、米国の景気回復の弱さに対する懸念が深まった。
米連邦準備理事会(FRB)の地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動の拡大が力強さに欠け、一部地区ではここ数週間に勢いが失速したと報告されたことも、リスク回避を誘う要因だった。
報告はセントルイス地区連銀が7月199日までに入手した情報を基に作成され、住宅市場の低迷や新車のような高額製品の販売不振などを背景に、景気回復が活況とまでは言えない状況であることが示された。
リンド・ワルドコック(シカゴ)の上級市場ストラテジスト、フィル・シュトレイブル氏は「取引は非常に閑散で、市場参加者のきょうの関心は耐久財受注に集中していた」と指摘した。ユーロ/ドルは1.3000ドルの水準で売りが出る一方、買い方は1.2750ドルの水準までほとんど現れなかったという。
ニューヨーク市場終盤のユーロ/ドルは0.1%安の1.2979ドル。高値は1.3041ドルで安値は1.2968ドル。
ドル/円は0.5%安の87.44円。一時87.27円まで下げた。
6月の耐久財新規受注は前月比1.0%減少し、減少率は昨年8月以来10カ月ぶりの大きさとなった。受注の減少は2カ月連続だった。
ドルはこのところの低調な経済指標が圧迫要因となっている。30日に発表される第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値も、個人消費が冷えて貿易赤字が拡大する中、成長ペースが鈍化したことを示す可能性が強いとみられている。
UBS(コネティカット州)の為替ストラテジスト、Amelia Bourdeau氏は「外為市場の現在の最大の関心事は米国の経済指標であり、指標は期待外れの発表が続いている」と指摘した。投資家は「自信」を欠いており、主要通貨の取引は狭いレンジに限定されると予想。「ユーロの支援要因となったストレステスト(健全性審査)と企業業績に関する欧州発の良いニュースを消化し、30日の米GDP統計でさえ、その(レンジ取引)パターンを打開できるかどうか分からない」と語った。
第2・四半期のGDP統計は、4四半期連続でプラス成長を達成すると予想されている。しかし、メルク・インベストメンツ(カリフォルニア州)のアクセル・メルク社長兼最高投資責任者(CIO)は、米経済が引き続き「長期の潜在成長率を下回って」推移していると指摘し、「こうした経済の進路が米ドルに危険を及ぼすことはないとの考え方は、投資家の資産を危険に陥れる可能性がある」との見方を示した。








米連邦準備理事会(FRB)の地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動の拡大が力強さに欠け、一部地区ではここ数週間に勢いが失速したと報告されたことも、リスク回避を誘う要因だった。
報告はセントルイス地区連銀が7月199日までに入手した情報を基に作成され、住宅市場の低迷や新車のような高額製品の販売不振などを背景に、景気回復が活況とまでは言えない状況であることが示された。
リンド・ワルドコック(シカゴ)の上級市場ストラテジスト、フィル・シュトレイブル氏は「取引は非常に閑散で、市場参加者のきょうの関心は耐久財受注に集中していた」と指摘した。ユーロ/ドルは1.3000ドルの水準で売りが出る一方、買い方は1.2750ドルの水準までほとんど現れなかったという。
ニューヨーク市場終盤のユーロ/ドルは0.1%安の1.2979ドル。高値は1.3041ドルで安値は1.2968ドル。
ドル/円は0.5%安の87.44円。一時87.27円まで下げた。
6月の耐久財新規受注は前月比1.0%減少し、減少率は昨年8月以来10カ月ぶりの大きさとなった。受注の減少は2カ月連続だった。
ドルはこのところの低調な経済指標が圧迫要因となっている。30日に発表される第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値も、個人消費が冷えて貿易赤字が拡大する中、成長ペースが鈍化したことを示す可能性が強いとみられている。
UBS(コネティカット州)の為替ストラテジスト、Amelia Bourdeau氏は「外為市場の現在の最大の関心事は米国の経済指標であり、指標は期待外れの発表が続いている」と指摘した。投資家は「自信」を欠いており、主要通貨の取引は狭いレンジに限定されると予想。「ユーロの支援要因となったストレステスト(健全性審査)と企業業績に関する欧州発の良いニュースを消化し、30日の米GDP統計でさえ、その(レンジ取引)パターンを打開できるかどうか分からない」と語った。
第2・四半期のGDP統計は、4四半期連続でプラス成長を達成すると予想されている。しかし、メルク・インベストメンツ(カリフォルニア州)のアクセル・メルク社長兼最高投資責任者(CIO)は、米経済が引き続き「長期の潜在成長率を下回って」推移していると指摘し、「こうした経済の進路が米ドルに危険を及ぼすことはないとの考え方は、投資家の資産を危険に陥れる可能性がある」との見方を示した。