ウィーンの観光 | ウィーン

ウィーン

ウィーンの概要、歴史、地理、気候、政治、経済、交通、観光、教育、文化の紹介。ウィーンについて簡単に知りたい人はどうぞ。

宮廷文化の栄えたウィーンは18世紀末から20世紀初頭にかけて、数々の大作曲家の活躍の舞台となった。

また、かつては世界屈指の学問の都であり特に19世紀末から20世紀初頭にかけて多くの先端的な業績を生み出した他、カールス教会等、建築分野でも傑作が存在する。

○宮殿、大聖堂
・シェーンブルン宮殿
・ベルヴェデーレ宮殿
・ホーフブルク宮殿
・カールス教会
・シュテファン大聖堂
・ヴォティーフ教会
・ペーター教会

○劇場
・ブルク劇場 ドイツ語圏で最高の格式を誇るとされる劇場

○カフェハウス
ウィーンのカフェハウスは、オスマン帝国によるウィーン包囲の際にトルコ軍の忘れていったコーヒー豆をコシルツキーが発見したことに始まると言われる。19世紀にはウィーンのカフェ文化は文化生活の中心であった。多くのカフェは当時と変わらぬ姿で現在でも多くの観光客を惹きつけている。なお、天津に天津飯が存在しないのと同様、ウィーンにもウィンナ・コーヒーなるものは存在しない。

ウィーンの代表的カフェハウスには以下のようなものがある。

・カフェ・ゲルトナー(Gerstner) 1847年創業。旧皇室御用達 (k.u.k.)でケルントナー通りにある。ウィーン国立歌劇場内や楽友協会ホール内にも出店している(コンサートの休憩時間に利用できる)。KHM(美術史博物館)内にも支店がある。
・カフェ・ラントマン ウィーンで最もエレガントなカフェと呼ばれた老舗。1873年創業。
・ホテル・ザッハー 国立歌劇場の裏にある。ザッハトルテの元祖。
・カフェ・デメル 東京の表参道に支店あり。ザッハトルテで有名。旧皇室御用達 (k.u.k.)
・カフェ・ハイナー(Heiner) ここも旧皇室御用達 (k.u.k.)
・カフェ・セントラル(Central) ペーター・アルテンベルク、アルフレート・ポルガー、エゴン・フリーデルなど多くの「カフェ文士」が愛用。ポルガーに『カフェ・ツェントラールの理論』なる文章がある。
・グリーエンシュタイデル(Griensteidl) フーゴ・フォン・ホーフマンスタールなど多くの世紀末ウィーンの文人・芸術家が愛用。
・シュヴァルツェンベルグ(Schwarzenberg ) ウィーン楽友協会やホテルインペリアルに近い。リング沿いにある由緒あるカフェ。
・ショッテンリング(Schottenring ) リング通り沿いで最も歴史のあるカフェ
・アルトウィーン(Alt Wien) 内装など、文字通り古さを感じさせる店
・オーバールラ(Oberlaa) 歴史は古くないが、ウィーン市内に多くの支店をもつ人気のカフェハウス。
・ハヴェルカ(Hawelka) 旧市街の中心部にあり、開店以来内装を変更していないことでも有名。
・カフェ・ムーゼウム(Museum) アドルフ・ロースによる開店当時の内装のままに復元されたカフェ。グスタフ・クリムトはじめ世紀末ウィーンの建築家や画家が多く出入りしていた。
・チロラーホーフ(Tirolerhof) 自家製のアプフェルシュトゥルーデルが人気。
・カフェ・モーツァルト(Mozart) 歌劇場裏。現在ブルグガルテンにあるモーツァルト像はかつてこのカフェの目の前にあった。
・ブロイナーホーフ(Braunerhof) ヴィトゲンシュタインが常連だったという。
・Sperl

○美術館・博物館
ウィーンの歴史を反映して多数の美術館・博物館がある。

・美術史美術館 - コレクションの一部はエフェソス博物館などの分館にも展示。
・自然史博物館
・ホーフブルク王宮内宝物館 - 美術史美術館の分館であり、聖遺物として聖槍(ロンギヌスの槍として知られさらに中央部に聖釘が針金で固定されている)や数々の聖釘がある。
・アルベルティーナ
・リヒテンシュタイン美術館
・オーストリア・ギャラリー(ベルヴェデーレ) - ベルヴェデーレ宮殿の上宮にある。クリムトをはじめ、オーストリアの画家の作品を集めた美術館。
・レオポルド美術館 - エゴン・シーレのコレクションでは世界最大のもの。ユダヤ人の眼科医レオポルド博士のコレクションを、オーストリア政府が買い取り美術館に。
・ルードヴィヒ財団現代美術館 MQ (MuseumsQuartier) 内。
・造形美術アカデミー絵画館 - 造形美術アカデミー(美術学校)の学内にあり、ヒエロニムス・ボスのコレクションが有名。かつてヒトラーはこの美術アカデミーの受験に失敗した。
・オーストリア応用美術博物館 (MAK)
・ウィーン軍事史博物館
・ウィーン民俗博物館
・ウィーン路面電車博物館
・オーストリア演劇博物館
・ウィーン犯罪博物館
・エスペラント&地球儀博物館
・エッセルコレクション ウィーン北郊クロスターノイブルクにある現代美術館。Baumaxの創業者エッセルにより建てられた。
・エゴン・シーレ美術館 - シーレの出身地トゥルン(ウィーン郊外)にあり、デッサンなど小品が年代順に並んでいる。

参照:Wikipedia「ウィーン