パキシル その2 | もおやだの断薬記録帳

パキシル その2

(こうやって文章にしようとしてるけど、
書きたい事がいっぱいあるはずなのに、うまく思い出せない。
思い出せても文章にしていく事は頭がうまく働かずに困難だ。)

やがて謎の症状に自分が慣れていってしまった。
頭がグラッとしても、あぁまただ。少しすれば治るからと言い聞かせていた。
今になって振り返ると、その頃は最初の症状は消えていて、
パキシルの服用後から始まった謎の症状と、
薬を切らした時に襲ってくる症状の嵐が自分を覆っていた。
元々の不調はどんなだったかは忘れてしまっていて、
新たな不調に対してどうするかにすり替わってしまっていた。

当時は友人ともちょくちょく会っていて、
ジムにも通い傍目には元気だったと思う。
けれどもどこか自分が自分でなくなっていく不安感を抱えていた。
それは漠然とした感覚の時もあるが、はっきりと分かる事もあった。
感情のコントロールがうまくいかないのだ。
穏やかな印象を与えていたと思うが、実はほとんど感情がなかった気がする。
フラットなのだ。
その代わりふとした事で涙がこぼれたり、逆にキレて攻撃的になる。
感情の振り幅が極端だ。
中間を踏んでいく事がなく、真ん中でフラットか、
もしくわどっちかに極端に行ってしまう。
元々は極端に感情を出す事はないし、
むしろ周りからはクールな性格という見られ方だった。
それがまるで自分の意志とは違うところで操作されてるかのように怒鳴ったり、
いらついたり、または泣いてみたり。
なにかおかしいと感じられたのは、
幼少期から自分を客観視する事に長けていたからだと思う。
今も様々な奇妙な行動や衝動にかられるが、
ストップをかける事が出来ているのはこの客観性を失っていないからだと思う。

パキシルを服用し始めてから自分の主症状に変わってしまった謎の症状。
これらがパキシルのせいなのかは分からないし、
服用しなかったとしても起きた症状なのかも分からない。
だけど、服用し始めてから起きた事だけは事実。
科学的根拠などないが、
実感として、パキシルや他の向精神薬の服用がもたらした事だと思っている。
そもそも科学的根拠のない
「うつ状態はセロトニンの不足からおきる」
という説を根本にした投薬だ。

しかし、自分は「うつ状態」だったのだろうか?
精神的な落ち込みなどなかった。身体的な症状に悩まされていただけだ。
なんて曖昧でどうとでもとらえ方の変更のきく症状名なんだろうか。
非常に曖昧であやふやな主観の中で行われる投薬が、
人間がいまだに解明しきれない脳という臓器に作用する事に、
製薬会社・医者は恐怖を感じない。
自分が飲む訳ではないからだ。

パキシルの事をきちんと書きたいのだか、
いざ書こうとすると頭にべったりとベールがかかっていて難しい。