ハイヤーセルフとは何か。

 

一般的には高次の自己などと説明される。とはいえ、分かったような、分からないような説明である。そして、私も曖昧にしか理解してこなかったのである。

 

それが今回、もう少し具体的な説明が可能になった。女神様たちから詳細を聞いたところ、私がこれまでにハイヤーセルフに対して持っていたイメージは少し間違っていた。

 

今回はハイヤーセルフとは何か、そしてそれを理解するうえで必要な周辺知識に関して説明する。

 

ハイヤーセルフは宇宙の創造主とほぼ同等の能力を持つ、創造主の個人版である。人間は誰でも、その人の個人版の創造主、神とつながっており、それをハイヤーセルフと呼ぶ。

 

だから、言ってみれば、ハイヤーセルフの次元は(創造主の次元-1)次元のようなイメージである。-1なのか-2なのかは知らないが、まあ、創造主とほぼ同等と言われるので、そんな感じのイメージである。

 

高次の自己とは言っても、宇宙の最高次元である11次元よりも高く、さらには天使の次元よりも高いところにいる自己である。

 

11次元のアシュタールであっても、天使や大天使であっても、宇宙の創造主がつくった個別の存在であるという点では我々と同じである。そして、ハイヤーセルフはどんな個別の存在の個人意識をも凌ぐ能力を持っているわけである。アシュタールや天使にもハイヤーセルフは存在するので、それはもちろん同じ条件である。個別の存在にはそれぞれ自分のハイヤーセルフがいる。

 

私がこれまでにハイヤーセルフに対して持っていたイメージでは、ハイヤーセルフは(創造主の次元-1)次元にだけ存在するのかと思っていたのであるが、これは違うそうである。

 

まあ、何をハイヤーセルフと呼ぶかは言葉の定義の問題になってしまうのであるが、女神様たちによれば、宇宙共通のハイヤーセルフの定義からすれば私がこれまでに持っていたハイヤーセルフのイメージは違うそうである。

 

言葉だけで説明するのは限界があるので、先にチャートを示しておきたい。ぜひ拡大表示して、じっくりと向かい合っていただいたい。

 

 

ハイヤーセルフの最高次元は(創造主の次元-1)次元というイメージなのであるが、その次元だけに存在しているというよりは、我々の精神(マインド)を超越する全ての次元にまたがって存在しているというのが正しいイメージだそうである。

 

地球人の場合、今3次元の世界にいて、ここに焦点を合わせている意識を顕在意識と呼ぶ。そして、1つ上の4次元の世界に焦点を合わせているのが潜在意識である。3次元の地球人にとって、4次元は死後の世界であるとともに、睡眠中もおおよそ4次元にいるらしい。死後とか睡眠中も合わせて考えれば、3次元の人間にとっては3次元と4次元が活動領域であり、この2つの次元を担当する意識を「精神」と呼ぶ。なお、3次元の人間はもう金輪際1次元や2次元に意識の焦点を合わせることはない。

 

そして、ハイヤーセルフは精神の担当する次元の1つ上の5次元から(創造主の次元-1)次元までの全ての次元に焦点を合わせているのだそうである。そして、ハイヤーセルフが焦点を合わせている次元の意識、ハイヤーセルフの意識を「無意識」とも呼ぶ。顕在意識から見れば理屈では割り切れないようなことでも、ハイヤーセルフの意識から見れば宇宙の集合知のようなものを基盤として行動を決定することがあるわけである。なお、本能というのは無意識の一部である。

 

アセンション達成者の場合どうなるかと言えば、3~5次元が顕在意識、6次元が潜在意識、7次元以上が無意識である。

 

11次元のアシュタールの場合には、寝ないし、死なないので(笑)、顕在意識は11次元に焦点を合わせていて、潜在意識というものはなく、12次元相当以上が無意識である。


顕在意識と潜在意識を合わせた意識を「精神」と呼ぶのだが、これは「個人意識」と言い換えても良い。

 

これに対して、ハイヤーセルフの意識、我々から見れば無意識の意識を「全体意識」と呼ぶ。ただし、この場合の全体意識とは、ややこしいのであるが、源泉、ワンネスという意味での全体意識ではなく、個人の魂にその源泉、ワンネスという意味での全体意識から少し分けてもらったものを指す。

 

そして、個人意識、全体意識、肉体を合わせた三位一体を「魂」と呼ぶ。分かりやすく言えば、個人である。個人というのはこの三位一体なのである。

 

この三位一体はこれまで色々な言い方で呼ばれてきた。キリスト教での三位一体とは「父」「子」「精霊」であるが、この解釈に揉めている三位一体は、「父」=「全体意識(ハイヤーセルフ)」、「子」=「肉体」、「精霊」=「個人意識(精神)」であり、ここでの三位一体と本質的には同一なのである。

 

日本語の「精神」という言葉に「神」という字が使用されていることにも着目していただきたい。精神、マインドという言葉を使う際には普段全く意識しないのであるが、精神とは神の分け御霊であり、「精神」=「精霊」なのである。

 

このチャートにある肉体についても説明しておく。肉体は1次元から11次元にまたがって存在しており、それが我々は多次元存在であると言われる所以である。

 

肉体以外に知られている7つの体については過去記事「多次元存在とオーラ」で書いた。4次元に存在する肉体が、エーテル体、アストラル体、メンタル体。5次元に存在するのが、コーザル体、ブッティ体、アートマ体、モナド体である。

 

このうち、アストラル体は感情体、メンタル体は精神体とも呼ばれるため、感情や精神は4次元なのかと誤解されがちなのであるが、それは少し違うのである。

 

アストラル体は感情を処理したり生み出したりする体であり、メンタル体は思考などを処理したり生み出したりする体である。しかし、生み出したものは1つ下の次元の意識で感じるのである。

 

3次元にいるあなたが色々な感情を感じているのは現実である。4次元のアストラル体で(外部からの刺激が)処理されて生み出された感情を1つ下の次元の意識で受け止めるという構図なのである。思考も同様であり、4次元のメンタル体で処理されて生み出された思考を1つ下の次元の意識で受け止めているのである。ここは非常に誤解の多い部分であるので、注意していただきたい。

 

同様に5次元の体であるコーザル体、ブッティ体、アートマ体、モナド体は潜在意識的なものと言われるが、これらの体で処理されて生み出されたものが1つ下の次元である4次元の意識、つまり潜在意識で認識されるのである。

 

そして、無意識と呼ばれるのは、コーザル体、ブッティ体、アートマ体、モナド体ですら処理しない、それらを通過しない出来事や宇宙の現象から生み出されるものに対する認識ということになる。

 

肉体のほかによく知られている体は以上に述べた7つの体であるが、6~11次元と1~2次元にも体は存在している。高次元の方の体は、その次元にアセンションすれば活性化するようになっている。低次元の方の体は、存在はしているが、もう今後使用することはなく、抜け殻のようなものであると言える。

 

現段階では私も詳細はよく分からないのではあるが、高次元の体ほど、処理の対象となる事象の時間軸が長い。5次元の体は億年単位くらいの事象を対象とする。つまり、自分の魂が生まれてからの全ての事象を対象とした処理が行われるようである。それ以上の次元の体となると、もう個人の枠を超えて、グループソウルや宇宙全体での共有知を扱う感じになるということである。

 

今回はハイヤーセルフとは何かということと、それを説明するうえで必要となる周辺知識、とりわけ魂の構造について述べた。いかがだっただろうか。曖昧だったハイヤーセルフの概念が明確化されたとすれば幸いである。

 

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