悟りに興味がある人や覚者であっても、守護霊の存在を信じない人というのがいる。そういう人は、たぶん宇宙人の存在も信じないのだろう。

 

いつも言っていることだが、「いるかもしれないし、いないかもしれない」という態度を取ることは問題ない。これはこの問題に対して正しく向き合っている。しかし、「いないに決まっている」という態度は傲慢である。自分の数十年の人生経験というちっぽけなものを基盤として打ち立てた仮説に過ぎず、それを根拠なく断言しているだけなのである。

 

はっきり言おう。守護霊は存在する。宇宙人も存在する。個としての存在を一切認めないのなら話は別だが、個としてのあなたが存在するのであれば、守護霊は間違いなく存在する。

 

どうしてこうも悟りとスピリチュアルを融合させることが難しいのかは私にはわからない。読者の皆さんには偏見を持つことなく両者を調和させていただきたい。

 

あなたが真我(ハイヤーセルフ)の存在を信じているのなら、わずかな練習によってペンデュラムを正しく使うことができるはずであり、ペンデュラムを通して真我に「本当に守護霊は存在するのでしょうか」と訊いてみればよいのである。

 

そして、守護霊が存在するという回答が返ってきたら、今度は守護霊を回答者にしてペンデュラムでたくさんの質問をしてみればよい。守護霊の存在を確信できるはずである。

 

この程度のこともやってみないうちに、勝手に「守護霊など存在するはずがない」と決め付けることは傲慢であり、宇宙に対する冒涜である。宇宙とは果てしなく奥深いものであり、あなたや私が知らないことなど無数に存在するのである。

 

さて、守護霊はいる。本日は守護霊の世界について語ってみよう。

 

まず、守護霊とは何ぞやということを説明する。

 

我々は創造主によってつくられた魂であるが、魂たちはその創造時期が近い者同士でグループを作り、ある程度一緒に魂の進化を体験していくことになる。魂が創られた最初の頃は、グループ内の魂はそれぞれバラバラに人生を体験するので、人生の中ではお互いになかなか会うことができない。それが、魂が進化するにつれてグループ内の魂と人生の中で会えるようになり、その究極がツインソウルとの出会いである。

 

これは3次元の視点で見て生きている時(3次元での人生の中)の話であって、死んで4次元の世界に戻れば、そこにグループの仲間の魂はいる。

 

このグループは72~96人から構成され、グループソウルと呼ばれる。それをさらに12の小グループに分割する。だから、この小グループは6~8人で構成される。これが私が言うところの守護霊チームである。

 

守護霊は英語でガーディアン・スピリット(Guardian Spirit)だが、ほかにスピリット・ガイド(Spirit Guide)とも呼ばれるので、守護霊のことを「ガイド」などと呼ぶ人もいる。さらに、最も古めかしい呼び方として「背後霊」というのもある。古くからあるスピリチュアルの書籍では「背後霊」「背後霊団」という言葉が出てくるものがあったと思う。

 

背後霊というと、なにか不気味な霊に取り憑かれたように聞こえるが、守護霊もガイドも背後霊も指しているものは同じである。「背後霊団」というと昭和の香りがするが、私が言っている「守護霊チーム」と同じであるので、言葉のイメージだけで誤解しないようにしていただきたい。

 

そして、守護霊業務はこの守護霊チームのメンバーで相互に交代で行う。

 

生粋の地球人の場合、生きている時は3次元にいて、(3次元の世界観で)死んでいる時は4次元にいる。4次元の存在は自分の分身をつくることができないので、3次元と4次元の両方に同時に存在することはできない。だから、4次元にいて誰かの守護霊を担当している時は3次元の地球には存在できないのである。

 

ということで、守護霊チームの6~8人のうち、3次元の地球に降りてこられるのは同時には1人だけである。残りのメンバーのうち、1人がメインの守護霊を担当し、そのほかは全員サブの守護霊を担当することになる。

 

ここまでの話で気付いたことはあるだろうか。

 

小さな発見があるかもしれない。それは「守護霊はべつに偉くない」ということである。「守護霊はべつに雲の上の存在ではない」ということである。

 

守護霊の存在を確信している人や、チャネリング等で守護霊と会話ができる人の中にも、「守護霊様、はっはー(死語? ひれ伏すさま)」という感じの人がいるのだが、そういう存在ではないのである。

 

ひれ伏す必要もないし、まあグループの仲間という程度のことなので、時には言い返したり、とっちめてやってもいいのである。まあ、友達程度に考えておけばよいし、その方が距離感が遠すぎるよりは良いのである。大企業の社長と平社員みたいなイメージの関係になっては会話もしにくいというものである。

 

私の守護霊は水の神様「罔象女神(ミズハノメ)」であるが、呼び方は最初は「守護霊様」だったのが、「ミズハノメちゃん」になり、最近では「はのめ」である。省略形の呼び捨てである。「はのめ、いい加減にしろ」くらいは平気で言う。まあ、そんなことはよいのだが、べつに守護霊は偉くないのである。

 

※ 「ミズハ」「の」「女神」の略でミズハノメなので、ミズハ・ノ・メが正しい区切りであるが、承知の上で「はのめ」と呼んでいる。

 

さきほど生粋の地球人の場合について言及したが、スターシードやシリウス人などの6次元以上の世界からやって来た人の守護霊グループの場合、全員が分身をつくれるため、元々の高次元の世界と3次元の地球上と両方に同時に存在できる。この場合、さらに分身をつくって4次元の地球に降ろし、守護霊業務をしている。分身によって相互に守護霊業務をすることが可能になり、6次元以上の世界にその人の本体、4次元の地球に分身の守護霊、3次元の地球に分身の地球人が同時に存在しているわけである。

 

難しいのが5次元の世界からやってきた人のケース。例えば、5次元のプレアデスから来た人。5次元はまだ分身がつくれないから、生粋の地球人と似た役割分担になる。チームで1人しか地球にやってくることはできない。そして、地球人と異なるのが、残りのメンバーが元々の星にいる点である。4次元の地球に分身の守護霊を降ろすこともできないからである。

 

3次元の地球人の守護霊は、1つ上の4次元の地球から守護活動を行うのが原則である。しかし、5次元のプレアデス人にはそれはできないのである。この場合、例外的に、守護霊チームを担当するメンバーは5次元のプレアデスに存在しながら守護活動を行うのである。

 

「上の次元の存在は下の次元の時空間を超える存在である」というのが大原則なので、べつに地球上の全ての場所も見えるし、守護霊業務はできるのであるが、やりにくさはあるそうである。しかし、これしか方法がない。

 

過去記事の復習のような内容が長くなったが、やっと書きたかったことに進む。「いったい、守護霊は何をしているのだろうか」という話である。守護霊業務とか言っているが、その業務っていったい何さということである。

 

「守護霊」という言葉からは、私たちを護衛するのが仕事のように聞こえるけど、本当にそれが仕事なのだろうか。あるいは、「ガイド」という言葉からは、私たちの人生を導くためのアドバイスをしてくれる存在のように聞こえるけど、本当にそれが仕事なのだろうか。

 

うちの女神様たちによれば、守護霊の本来の業務を考えた時に、「守護霊」という言葉の適切度合いは100点満点で10点くらい、「ガイド」は30点くらいだそうである。

 

なんと、それらの言葉は「背後霊団」の業務を適切に表現できていないのである。

 

では、何が仕事なのか。これ以上、もったいぶらずに正解を教えよう。

 

守護霊の最も重要な仕事とは、この3次元の地球に降りてくる前に決めてきた人生ストーリー、いわゆるブループリントの内容に従って、それに沿った人生ストーリーを守護対象者に体験させてあげることである。約束通りの3D超リアル映画を本人に見せてあげることである。

 

守護霊とは言うのだが、基本的に護衛などしない。危険が降りかかってくる人生ストーリーなら、その通りにするのが仕事なのである。もちろん、本来のストーリーが危険とは一切無縁なのだとしたら、危険が迫った時に表面的に護衛に見えることはしてくれる。

 

しかし、約束の人生ストーリーを再現することが仕事なのであって、守護が仕事ではないのである。

 

「ガイド」という言葉の方が本来の仕事とまだ少し近い。しかし、導くこと、アドバイスすることが主業務かと言えば違うのである。ただ、本来の人生ストーリーから外れそうになったとしたら、軌道修正が必要なため、そのために方向を示すことはあるし、本人がガイドの存在を確信していてアドバイスを求めてきたのなら、それが人生ストーリーを再現するうえでの邪魔にならない限りは適切なアドバイスはしてくれるだろう。

 

ブループリントには人生の中で発生する大きな出来事が数百から数千個記載されている。これは約束なので、守護霊はこれらの出来事を引き起こすように本人の現実を創っていく。

 

それらの出来事が起こるためには、関係者とのさまざまなコミュニケーションが必要である。結婚のように相手がいる大きな出来事であれば、当然ながら相手の守護霊チームと連絡を取り合って、どこでどのように出会うのかなどを決めていかなければならない。

 

なお、守護霊では手に負えないようなことは守護天使にやってもらったりするし、守護天使からの指示で動く場合もある。

 

それから、本人の自由意志に介入しないのが原則なので、本当は守護霊がストーリーに沿った方向に人生を主導しているにもかかわらず、重要な決断はあたかも本人がしたかのようにしなければならない。つまり、人生における重大な決断を下す時、本人にインスピレーションを送り込んで誘導することが必要であり、これも守護霊の重要な仕事となる。

 

ブループリントに一々書かれていないような出来事も、もちろんたくさんある。しかし、人生の○歳頃は××の勉強をして、生計を立てるための仕事は何々で、△歳頃にスピリチュアルに興味を持ち始め、□歳で覚醒する・・・といった大まかな流れはあるし、細かくは決められていなかったことでも守護霊が主導していくことはたくさんあるので、そういった業務もある。

 

例えば、人生の中で覚醒することになっていたのなら、本人に適切な本を読ませたり、セミナーを受けさせたり、瞑想をさせたり、その他の霊的修行をさせたりする。

 

アセンションするという人生ストーリーであれば、地球全体のカルマの浄化を手伝わなければならず、それはつまり他人のカルマを身代りに浄化するということになり、さまざまな苦しみや不快な出来事が必要である。それらの細かな出来事は、おそらくブループリントに書かれるようなことではないが、こういった出来事も守護霊が引き起こしていかなければならない。

 

スターシードなどは、ものすごく多くのカルマ浄化を分担させられるので、慢性病をいくつも抱えるようなこともある。その場合、その病気を発病させたり、その症状を引き起こすのも守護霊の役割である。

 

地球全体のカルマの浄化のために、花粉症で苦しませることに決めたら、その症状を引き起こすわけである。体の痒みで苦しませることに決めたら、痒みの症状を引き起こすわけである。

 

あるいは、道ですれ違った人とか、電車で隣り合わせになった人とかを使って、不快な出来事を引き起こしていく。短い時間で瞬間的に相手の守護霊チームと相談して、打合せ通りの出来事を起こすのである。

 

意識レベルが高い人が本来必要ではない苦しみを味わうと、ものすごく大量のカルマを一遍に浄化できるのである。そういった人は、地球のアセンションや地球の浄化の必要性がなかったとしたら、本来は苦しみなどほとんど発生しないはずなのである。そういった段階は卒業している。それなのに、地球のカルマ浄化のために代理で苦しむので、意識レベルの高さに応じて指数関数的にカルマ処理能力が高くなるように宇宙はできているのである。

 

私も守護霊チームに散々嫌がらせをされており、「はのめ、いい加減にしろ」となるわけであるが、言ってみれば「嫌がらせも守護霊チームの仕事のうち」ということは理解しているのである。

 

それから、これまでに話したことと少し観点が違うことでは、「法則に従って現実を創り出す」のも守護霊の仕事である。

 

例えば、「波動の法則」により自分の近くにいる人の波動には必ず影響を受ける。自分とはあまりに異なる波動を放っている人がいれば、不快に感じるようにできている。この不快さというのは、自動的に発生する部分もあるし、守護霊が作り出す部分もある。自動的に発生する部分というのは、宇宙の創造主に相当する全自動宇宙プログラムが勝手に発生させる部分。ただ、これだけではなくて、守護霊が不快感を作り出したりもする。

 

「引き寄せの法則」であれば、それをどのくらい適切に使用し、どのくらい繰り返しビジュアライゼーションまたはアファメーションしているか等々を考慮のうえ、どのくらいの出来事を現実化するのか、あるいはブループリントに反するから現実化しないのかを決め、決めた程度の良い出来事なり悪い出来事なりを引き起こしてあげなければならない。

 

本人が吉方位なり凶方位なりに旅行したなら、それに応じた良い出来事なり悪い出来事なりを引き起こしてあげなければならない。

 

占星術で星の配置がどうなっているかによって、多少はそれに応じた出来事を引き起こしてあげなければならない。

 

宇宙の法則なり、開運法なりはまだまだたくさんあるので、全部を考慮して良い出来事なり悪い出来事なりを引き起こすのは複雑怪奇なプロセスに思える。本当に守護霊はそんなことができるのだろうか。

 

今そのことを質問してみたところ、「べつに大変ではない」との回答である。なぜなら、その辺は適当なのである。つまり、どの法則が本人に効いているように見えるのかを決定するのは守護霊であり、無視する法則もたくさんあるからである。本人が引き寄せを一生懸命やっているなら、その適切さや繰り返し回数などによって、引き寄せの法則に応じた現実を少し創り出してあげるかもしれないし、本人が占星術に夢中ならそれに応じて、本人が吉方位旅行に夢中ならそれに応じて、ある程度法則に合致した現実を創り出してあげるかもしれない。または、さまざまな理由により、本人の努力を全て無視するかもしれない。

 

そういったことを決める権限を持っているのは守護霊である。宇宙の法則などというものは「お約束」にすぎず、創造主による絶対法則などではないのである。守護霊がある程度法則に当てはまって見えるように現実を創り出す傾向があるだけであり、全ては守護霊の考え次第なのである。

 

守護霊の仕事について、ご理解いただけただろうか。

 

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