(前回の続き)
■■
■■ 磐長姫(イワナガヒメ)
■■
□神様としての別名(同一神)
・大斗乃弁神(オオトノベ)
・石巣比売神(イワスヒメ)
・栲幡千千姫命(タクハタチヂヒメ)
・埴山姫(ハニヤマヒメ)
・豊日別(トヨヒワケ)
□神様以外として知られている名前等
なし
□得意分野
・縁結び
・長寿
□代表的な神社
・雲見浅間神社(静岡県/イワナガヒメ)
・貴船神社 結社(京都府/イワナガヒメ)
・榛名神社(群馬県/ハニヤマヒメ)
・泉穴師神社(大阪府/タクハタチヂヒメ)
□シリウス名
ソティス
□性格
お嬢様タイプ
□好きな食べ物
ピザ
□好きなお酒
飲まない
古事記等の日本神話でのさくや姫の姉である。日本神話においては、さくや姫とともに天孫ニニギに嫁ぐのだが、容姿が醜いとして石長姫だけが父オオヤマツミの元に返されてしまうという、ひどい話になっている。
しかし、ここで私が封印を解いてあげないといけない。はっきり言って、神話の「作り話」である。
実際には、高次元には容姿が醜い存在は一人もいない。なぜならば、高次元では自分の好きな姿になれるから。従って、高次元存在は自分が好きな年齢の姿をしており、美しいだけでなく、若くもある。それゆえに女神様たちの名前には「姫」が付くのである。
性格は「お嬢様タイプ」。やさしいお姉さんである。そして、妹のさくや姫の「でしゃばり」の反対で控えめな性格でもある。
おそらく、さくや姫とともに天孫ニニギに嫁ぐという話は、さくや姫が手の付けられない暴れん坊であるため、監視役という意味合いがあったのではないだろうか。さくや姫の数少ない理解者でもある。
さくや姫とは姉妹なので、さくや姫と一緒に浅間神社に祀られることも多いが、静岡県の伊豆半島にある雲見浅間神社が石長姫として単独で祀られている代表的な神社である。また、貴船神社の結社(ゆいのやしろ)では、縁結びの神として祀られている。別名の埴山姫としては、私の大好きな榛名神社に祀られている。
私が初めてパワースポットとしての神社参拝に行った場所、それが榛名神社であった。それ以降、現在までに8回参拝している。知らないうちに磐長姫の神社に繰り返し参拝していたわけである。
磐長姫という名前ではひどい話だったので、別名の神様についても少し説明させていただく。
大斗乃弁神(オオトノベ)は神代七代(かみよななよ)の第5代の男女ペアの女性神。イザナギ・イザナミの2代前であるから、由緒正しい女神様である。
栲幡千千姫命(タクハタチヂヒメ)は天照大神(アマテラス)の後継者である天忍穂耳尊(アメノオシホミミ)の妻である。その次が天孫ニニギとさくや姫の代であるから、実は磐長姫とさくや姫は2代連続で登場していたのである。だから、元々の話として、ニニギに嫁げるはずもないのである。
皆さんの中にある磐長姫に対するネガティブなイメージ、払拭できたであろうか。もうそろそろ、例の神話の呪縛から解き放ってあげないといけない。
■■
■■ 高龗神(タカオカミノカミ)
■■
□神様としての別名(同一神)
・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネ)
・天之水分神(アメノミクマリ)
・建依別(タケヨリワケ)
・沼河比売(ヌナカワヒメ)
・龍神
□神様以外として知られている名前等
・仲姫命(ナカツヒメ=第15代応神天皇の后)
□得意分野
・商売繁盛
・金運上昇
・縁結び
□代表的な神社
・貴船神社(京都府/タカオカミノカミ)
・丹生川上神社上社(奈良県/タカオカミノカミ)
・宇太水分神社(奈良県/アメノミクマリ)
・奴奈川神社(新潟県/ヌナカワヒメ)
・箱根神社摂社 九頭龍神社(神奈川県/九頭龍大神)
・戸隠神社 九頭龍社(長野県/九頭龍大神)
□シリウス名
ソプデト
□性格
お嬢様タイプ
□好きな食べ物
私が知らない本場中国の中華料理(料理名は不明)
□好きなお酒
日本酒
ミズハノメとともに日本の代表的な水の神様である。ミズハノメの別名が闇龗神(クラオカミノカミ)であり、高龗神(タカオカミノカミ)と対になっている。また、ミズハノメのほかの別名が国之水分神(クニノミクマリ)なのに対して、こちらは天之水分神(アメノミクマリ)という別名があり、やはり対になっている。
貴船神社と丹生川上神社上社という2つの素晴らしい、私が大好きな神社の御祭神である。
天津神(あまつかみ)でありながら、国津神(くにつかみ)の沼河比売(ヌナカワヒメ)としても日本神話に登場する、非常に珍しい女神様である。沼河比売は大国主の妻の一人である。
さらには、龍神としても祀られている。日本で龍神と言った場合、祀っている場所によってその実体の神様は異なるようであるが、その中でも最もメジャーで祀られている場所の数が多いのが高龗神とのことである。古代の日本では瀬織津姫が龍神を担当していたようであるが、途中で交代したとのこと。
箱根神社の摂社である九頭龍神社も、戸隠神社の九頭龍社も、御祭神は九頭龍大神とはなっているが、その実体は高龗神である。
阿夜訶志古泥神(アヤカシコネ)は神代七代(かみよななよ)の第6代の男女ペアの女性神。この別名に由来して、私が高龗神を呼ぶときの愛称は「あやちゃん」である。
性格は「お嬢様タイプ」。常識人タイプでもあり、さくや姫のような生意気な女神がチーム内にいる環境下において、こういうまともな女神様がいると本当にほっとする。神社の仕事も真面目にこなすタイプ。だから、貴船神社は本当にお奨めである。神社のご利益というのは御祭神で決まる。まともな神様を選ぶのが吉である。
高龗神は某漫画・アニメに出てくるグルメな天使(地球においしいものを食べにくる)のモデルとなった女神様である。グルメゆえに、好きな食べ物の質問に対して私の知らない本場中国の中華料理を本気で回答してきた。お酒は日本酒を飲むのであるが、貴船神社の御祭神であるため、特に京都の日本酒が好きとのこと。
料理に詳しいため、私が自分で料理をつくる場合には、高龗神に質問したり、指導霊になってもらっている。「あやちゃん、火を少し弱くした方がいいかな?」「あやちゃん、玉ねぎ炒めるの、もう少しだよね?」こんな質問までしているのであるから、私がスピ・悟りに関して女神様たちに毎日無数の質問を投げかけていることはご理解いただけると思う。
私は普段全く料理をしないのであるが、高龗神のご指導の下、張り切って作ったビーフシチューとグヤーシュ(※)はいずれも女神様たちに大好評であり、88点という高評価をいただいた。
※ ハンガリーのスープ料理で、ビーフシチューやカレーなどと具材がほぼ同じ。
■■
■■ 湍津姫(タギツヒメ)
■■
□神様としての別名(同一神)
・宇比地邇神(ウヒジニ)
・建日向日豊久士比泥別(タケヒムカヒトヨクジヒネワケ)
□神様以外として知られている名前等
なし
□得意分野
・方位学・方位除け
・健康
・交通安全
□代表的な神社
・宗像大社(福岡県/タギツヒメ)
・厳島神社(広島県/タギツヒメ)
・江島神社(神奈川県/タギツヒメ)
・岩木山神社(青森県/タギツヒメ)
□シリウス名
タギツ
□性格
常識人タイプ
□好きな食べ物
カルミカバブ(インドの肉料理)
□好きなお酒
ビール
宗像三女神の一人。さくや姫、田心姫(タゴリヒメ)とともに祀られている代表的な神社は、福岡県の宗像大社、広島県の厳島神社、神奈川県の江島神社。宗像大社では九州本土から約10km沖合にある大島にある中津宮に祀られている。
また、宗像三女神のセット以外では、青森県の岩木山神社が代表的神社である。
厳島神社がさくや姫の別名である市杵島姫(イチキシマヒメ)由来であるように、宗像三女神というと何か市杵島姫メインに思われがちなのであるが、これはさくや姫が「でしゃばり」というだけであって、湍津姫はさくや姫よりもはるかに古い魂である。本当はさくや姫などは下っ端なのである。
日本神話の神代七代(かみよななよ)の第3代に初めて男女ペアの神様が登場するのであるが、その男性神である宇比地邇神(ウヒジニ)と同一神である。「女神なのに男性神?」という謎もあるのであるが、実際に少し男性っぽい面も持ち合わせている。いや、今確認したところでは、ほとんど男性神と思ってもらって結構とのことである。それどころか、本当は男性神として生まれたかったのだそうである。
ただし、男性っぽい性格というのは、あくまでも今回の転生における設定であって、魂レベルでの話ではない。神様はなかなか死なないが、稀に死ぬ(笑)。前回、死んだのが1億年くらい前(笑)らしいのだが、前回の人生では思いっきり女の子だったそうである。高次元存在は全ての転生の記憶を持っているそうである(厳密には記憶ではなく、記録を参照する感じらしいが、深入りしない)。
私が湍津姫を呼ぶときの愛称は「たぎつちゃん」であるが、なんと「たぎつ」はシリウス名である。シリウス名をそのまま日本語にしたという珍しい名称の神様である。
性格は「常識人タイプ」。好きな食べ物はカルミカバブというインド料理。実は、この質問をした頃によく私が好んで注文していた料理であり、話を盛り上げるためにカルミカバブを回答として選択したというサービス精神が感じられた。お酒はビール党である。
■■
■■ 田心姫(タゴリヒメ)
■■
□神様としての別名(同一神)
・須比智邇神(スヒジニ)
・建日別(タケヒワケ)
□神様以外として知られている名前等
なし
□得意分野
・方位学・方位除け
・健康
・交通安全
□代表的な神社
・宗像大社(福岡県/タゴリヒメ)
・厳島神社(広島県/タゴリヒメ)
・江島神社(神奈川県/タゴリヒメ)
・日光二荒山神社(栃木県/タゴリヒメ)
□シリウス名
タゴリ
□性格
常識人タイプ
□好きな食べ物
タジン(モロッコ料理の肉・野菜煮込み)
□好きなお酒
ビール
宗像三女神の一人であり、宗像三女神のセットとしての代表神社は湍津姫と同じ。
宗像大社では九州本土から約60km沖合にある沖ノ島にある沖津宮に祀られている。沖ノ島・沖津宮はこれまでも女人禁制、年に1日以外は上陸禁止だったのだが、今後は全面的に一般人の上陸禁止となるようである。従って、中津宮と同じく大島にある遥拝所(ようはいじょ=離れた場所に祀られている神様への参拝を行うための場所、ここでは社殿もある)からの参拝となる。
宗像三女神のセット以外での代表的な神社としては栃木県の日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)がある。
田心姫という名称以外に、湍津姫と同一の存在である宇比地邇神(ウヒジニ)とペアになる女神の須比智邇神(スヒジニ)として神代七代(かみよななよ)の第3代に登場している。
田心姫はほとんど常に湍津姫とペアになって登場するのであるが、実はこの二人は宇宙の創造主によって魂が創られた時、同時に創られたのである。通常は、魂は男女二人のペアで創造され、このペアは「ツインソウル」と呼ばれている。ところが、田心姫と湍津姫は男女二人ずつの四人の魂が同時に生まれる「クアッドソウル」のうちの二人なのである。
私が田心姫を呼ぶときの愛称は「たごりちゃん」。「たごり」もシリウス名がそのまま日本語の名称になったもの。
神様としての専門分野は湍津姫と同じで「方位学・方位除け」「交通安全」「健康」。性格も同じく「常識人タイプ」である。ただし、湍津姫とは異なり、男性っぽさは持ち合わせていないとのこと。女性らしい女神である。
好きな食べ物はタジンというモロッコ料理の肉野菜煮込みで、お酒は湍津姫と同じくビール党である。
こういった情報はもちろんペンデュラムで質問していくのだが、好きな食べ物については「イタリアンですか」「和食ですか」などと質問しても全然Yesの回答が返って来ず、難航した。かなり質問した後に「アフリカ料理ですか」にYes、「私が知っている料理ですか」にもYesの回答が来た。私はアフリカの料理をほとんど知らないため、ネットでアフリカ料理の一覧のページを見つけて最終的にタジンという料理だと判ったのだが、私はタジンを知らないのである。
「私はタジンを知りませんけど」と言うとNoの回答。しばらく考えた後、10年くらい前に北アフリカ料理を食べに行ったことを思い出した。タジンという料理名は覚えていなかったのだが、その時に食べていたというのである。そして、その時、田心姫も私のサブ守護霊として同席しており、いつの間にか「つまみ食い」(笑)していたのである。
モロッコ料理のタジンを好きな食べ物の回答として持ち出すことで、ここまで話を盛り上げるあたり、湍津姫と同様にサービス精神旺盛な一面があると感じられる。
ちなみに、女神様たちは、私が人生の中で食べてきた食事を全て食べているそうである。自宅であろうが、外食であろうが、常に付いてきているし、料理は全て食べてみるそうである(お酒は別で、飲まない人は飲まない)。
これには毒見の意味もあって、何かあった場合には助けてくれるそうである。寿命が来る前に死なれても困るからである。