内宮・外宮の紹介が終わったので、今回の旅行で行った周辺神社を紹介したい。

 

まず、内宮の早朝参拝の後の話。内宮近くの饗土橋姫神社など7社に参拝の後、「合格神社」という文字が目に入った。饗土橋姫神社の左手から奥に小径があり、それがこの合格神社まで続いている。たぶん、前回も目にしたと思うのだが、今さら何かの試験を受けることもないだろうし、気が向かなかったのだろう。今回は行ってみた。

 

 

 

 

 

神社の名称もアレだし、全く期待していなかったのだが、案に相違して大変素晴らしい神社。評価は驚きの4.0(5点満点)。4.0は一宮クラスという意味になる。それだけ感心したということ。

 

私の作った神社格言に「良い神社のそばには良い神社がある」という格言がある。なぜなら、場の気が良いから。凄い神社の近くには全く無名だが素晴らしい神社がある場合が多い。まさにこれ。

 

続いては、内宮そばの神社で最も有名な猿田彦神社へ。ただ、その前に一言解説しておくと、猿田彦神社よりも内宮から近い神社としては、宇治神社がある。饗土橋姫神社から猿田彦神社と反対方向に徒歩2分くらいのところにある産土神社である。ここも過去の参拝時評価3.5でお奨めである。

 

今回は時間の都合でパス。たった2分の場所にあるが、過去に参拝した神社全てに行くと、過去と同じになってしまって新しい神社に行けなくなってしまう。行きたい神社が密集しているところでは、割り切らないと仕方がない。この時点では、この後たくさんの神社を巡るつもりだった。

 

 

 

 

 

前回来たときは拝殿の工事中で、全く場の気の良さがわからない状態だったのだが、今回は完全に綺麗になっていて、本来の良さを感じることができた。評価4.0。

 

猿田彦神社の総本社とも言われるが、椿大神社も同様の主張をしている。境内社のさるめ神社はサルタヒコの妻であるアメノウズメを祀る。これも椿大神社と同様。

 

次はどうしようか迷ったが、過去に参拝している宇治山田神社(うじようだじんじゃ)・那自賣神社(なじめじんじゃ)に行く。個人的にお気に入りの神宮125社である。

 

 

ここが神社への入口。神宮125社には、このようにわかりにくい場所にある神社もある。

 

 

 

 

宇治山田神社は内宮摂社。那自賣神社は内宮末社。ご覧のように苔のむした石畳の境内参道がとても美しい。 評価4.5。

 

 

 

次は別宮である月讀宮(つきよみのみや)。ただ、こちら側から月讀宮の参道を歩いていくと、その前に葭原神社(あしはらじんじゃ)がある。

 

 

 

葭原神社は内宮末社。評価4.0。神宮125社はおおむね見た目が似ているのが、見方によってはやや難点。

 

この先に月讀宮。

 

 

ここには神宮125社のうち4社の別宮があり、参拝順が書いてある。

 

 

右側中央寄りが月讀宮(つきよみのみや)。内宮別宮第2位。右側奥が月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)。内宮別宮第3位。

 

 

左側中央寄りが伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)。内宮別宮第4位。左側奥が伊佐奈弥宮(いざなみのみや)。内宮別宮第5位。

 

ここでは葭原神社も含めて神宮125社のうち5社に参拝したことになる。

 

この後、今回の神宮参拝のテーマになっていた内宮摂社第1位の朝熊神社を含めた五十鈴川周辺の神宮125社巡りをする予定だったのだが、あまりの暑さにギブアップ。その辺りは徒歩しか移動手段がないエリアであり、この気温では長時間の徒歩はあまりに厳しいと思ったため急遽予定を変更。

 

さきほどとは反対側の参道が表参道で、そちら側に出てバスに乗り、6年ぶりの倭姫宮(やまとひめのみや)へ。

 

 

 

 

徴古館側の駐車場(タクシーはここに停まる)からの東参道からの参拝者ばかりだが、徴古館前バス停側からの長い表参道を是非歩きたい。

 

ここは個人的に好きな別宮で高い評価をつけていたのだが、なにぶん6年前の記憶なので、今回どうしても再度確かめてみたかった。

 

 

 

倭姫命(やまとひめのみこと)は天照大神を祀る場所を探して各地を巡り、現在の内宮を創建したとされる。最終的に現在の伊勢の地に祀られる前に存在していた内宮・外宮は元伊勢(もといせ)と呼ばれる。

 

近年まで倭姫命を祀る神社がなかったため、大正になってから創建された新しい神社。

しかし、気品があり凛とした印象を受ける。 やはり、6年前の評価も記憶も間違っていなかった。好きな神社。評価4.5。

 

当社の近くに徴古館、神宮美術館がある。徴古館は神宮の博物館である。祭祀、式年遷宮に関する資料や展示、神宝や装束などは大変興味深い。神宮に関する展示は基本的にこの徴古館になる。神宮美術館は神宮に奉納された、神宮所有の美術品の展示であり、ほぼ全ての展示作品は神宮や神社には無関係であるため、通常の美術館のようなものである。

 

徴古館は立地のためか、名称のためか(「神宮博物館」という名称ならわかりやすい)、出雲大社そばの博物館ほど人が入っていないが、とても良かったのでお奨めしておく。美術館は美術に特に興味がない人はパスしてよい。

 

この後、この日最後の訪問先として二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)へ。二見周辺の神宮125社も訪れる予定だったのだが、もうこの時点ではあまりの暑さで完全に諦めている。神宮125社巡りは徒歩が多くなるので、次は季節を変えてみたい。神宮参拝はなぜか今回を含めて3回とも夏だった。

 

 

 

 

 

 

 

海に面して建つ、夫婦岩で有名な神社。三重県内では椿大神社を抑えて、神宮に次いで参拝者が多い神社らしい。神社というよりは観光名所的な場所になってしまっている感は否めないが。

 

夫婦岩や景色は良いのだけれども、神社そのものの場の気という意味ではいまひとつという気がする。前回の参拝では途中から土砂降りの雨で、そのせいで評価が低くなったのかなとも思っていたのだが、今回も前回と同じで評価3.5。あくまでも個人的な感想だが。

 

二見には神宮125社がいくつかあり、駅から比較的近くの堅田神社(かただじんじゃ)、 内宮・外宮に納めるための塩を作る設備を持っていて私の好きなお奨めの御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)などがある。

 

この日はこれで終わり。午後3時すぎくらいに早々にホテルに戻ってしまった。昔だったら朝から晩まで時間を惜しんで喜んで1日中歩いていたのだが、だんだん暑い中を長時間歩くことが困難になってきた。次の神宮参拝は春か秋にしたい。

 

次回、外宮参拝の後に巡った神社を紹介して今回のお伊勢参り旅行の記事を終わりにしたい。

 

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