何事にもタイミングというものがある。この神社の存在を知って、いつか行こうと思ってからかなりの年月が流れた。3年か4年か。神社の世界は奥が深く、有力神社であってもなかなか全てに参拝できるものではない。今回、時が来てやっと念願がかなった。

 

今回は栃木県栃木市の大神神社(おおみわじんじゃ)を紹介する。記事タイトルが「神社紹介」となっているものは過去に参拝した神社の紹介、「神社巡り」は直近で行ったばかりの神社の紹介という切り分けにする。

 

大神神社は下野国の総社であり、式内論社、旧社格は県社である。 社名から推測できる通り、 大和国一宮である奈良県の大神神社からの勧請であるが、第10代崇神天皇の御代の創建と伝えられる古社である。境内の由緒書では今から約1800年前の創建となっているが、崇神天皇48年は紀元前50年であり、もっと歴史が古い。


 

 

 

 

 

下野国総社にふさわしい歴史を感じさせる堂々たる雰囲気。鳥居の両脇にそびえる御神木の威厳がすごい。社叢にも恵まれており、全般的に力強い印象。 

 

神池に小さな八つの島があり、それぞれに境内社が建つ「室の八嶋(むろのやしま)」の参拝が楽しい。松尾芭蕉もかつてこの地を訪れ、奥の細道に「室の八嶋に詣す」と記している。この時、同行の曾良がコノハナサクヤヒメが富士山の神であることを芭蕉に解説しているのが興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼時とはいえ、社務所で何か会合のようなものをやっていて声が聞こえたのを除いて、滞在時間約40分の間、誰にも会わなかった。近隣の壬生の雄琴神社(郷社)に次々と参拝者がやってきたのと対照的であり、少し物寂しかった。 

 

当社の後、隣の壬生を最寄り駅とする雄琴神社(郷社)に参拝。まだ時間があったので、地理的に近く大好きな太平山神社(最寄は栃木駅)に行くか、未参拝の小山の須賀神社(当社同様に存在を知ってから数年間ずっと参拝に行けていない)にいくか、あるいは少し離れているが久しぶりに鷲宮神社に行ってみるかという感じだったのだが、色々事情があって疲れてしまい、いったんは帰ることにした。しかし、春日部に着いてから少し元気を取り戻して、折角の機会なので、これまた未参拝のままリストアップしていた春日部八幡神社に参拝してから帰宅した。

 

現代神名帳 大神神社

現代神名帳 雄琴神社

現代神名帳 春日部八幡神社

 

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