(前回の続き)
前回悟りに向けてやってきたことを列挙したが、今回からはそれぞれの項目についての補足説明をしていく。
■さまざまな書籍を通じた悟り・非二元の知的理解
悟りは知的理解とは関係がないと言われる。しかし、知的に理解することが悪いということでもない。自分の夢の中のストーリーでさまざまな本を読むことになっていたのなら、それが起こるというだけ。これは全ての項目について言える。
この2年間は主に非二元(ノンデュアリティー)の本を読んできたのだが、その前段階として悟り系スピリチュアルの本もたくさん読んでいるので、お奨めの書籍を背景として紹介したい。
・ニール・ドナルド・ウォルシュ著「神との対話」シリーズ
・雲黒斎著「あの世に聞いた、この世の仕組み」シリーズ
たくさん読んだ中でも私に大きな影響を与え、圧倒的お奨めなのが上記の2つのシリーズ。「神との対話」シリーズは十数冊あり、主要なものは全て7回読んでいる。このシリーズの1冊目を読んだ時、今地球上に存在する本のうちでも最も有益な本だとすら思った。とにかく、読んで話がわかる本を読んでほしい。たとえば、宗教的な難しい本などは読んでも構わないとはいえ特には不要である。「聖書」のように解釈が難しいとか、解釈に揉めているような難解なものを読んでも得るものが少ない。宗教学者になるわけではないのであり、今はわかりやすい本がたくさんあるのだから。「あの世に聞いた、この世の仕組み」はさらに話がわかりやすい。こちらは非二元の本を読み始めてからも時々読み返すことがあった。2人とも文才があって読んでいて面白いという利点もある。
ほかにも、葦原瑞穂著「黎明」や、エックハルト・トール著「ニュー・アース」など何十冊かは読んでいると思う。
次に、非二元系の本。この2年間はこちら主体。
・ラメッシ・バルセカールに関する書籍「誰がかまうもんか?! ―ラメッシ・バルセカールのユニークな教え―」「意識は語る―ラメッシ・バルセカールとの対話」
・ニサルガダッタ・マハラジに関する書籍「アイ・アム・ザット 私は在る―ニサルガダッタ・マハラジとの対話」
・ 大和田菜穂著「すでに愛の中にある―個人のすべてを失ったとき、すべてが現れる」
・トニー・パーソンズ著「何でもないものが あらゆるものである - 無、存在、すべて -」
全て複数回は読んでいるが、単に読むだけでなく実践も重要なので、回数にはこだわらず、2~4回程度。上記以外にも何冊かは読んでいる。
書籍から知的理解を得る際の注意事項としてのアドバイスが以下の2つ。
・知識のコレクターになるな
・Amazonの批評家みたいになるな
悟り系のブログのコメント欄などで宗教的知識やスピ系知識などに関して争っている人たちがいる。「俺の方がもっと知ってる」みたいなの。エゴ丸出しであり、これほど悟りから遠ざかる行為もないだろう。
また、Amazonの書評で上から目線で色々本について語っている人もいるのだが、これも同様。こんな態度で書籍から学ぶなど不可能である。少なくとも先ほど挙げた本の著者たちは、心配しなくてもこれらのAmazonの批評家たちよりも意識レベルはずっと高いので、批評・批判など不要である。もし、あなたの常識やあなたがこれまで学んできたことから判断して常に上から目線で書籍の内容を判断していたとしたら、常にあなたが宇宙最高峰の叡智の持ち主なのだから書籍から新たに学べるはずがない。
もちろん、内容に100%同意する必要はない。というよりも、おそらくできないだろう。同意できないことが本の内容の一部だけなら、同意できないことは判断保留にして、受け取れるメッセージだけを受け取っておく。時間が経って理解が深まれば後でわかるようになることもある。
もし、本の内容に反発ばかり感じるようであれば、残念であるがその本のメッセージを受け取れる段階に達していない。その場合は、反発の少ない悟り系スピリチュアルの本などを読んだ方が良い。非二元のメッセージを反発なく受け取れるためには、意識レベル600前後は必要だと思う。
(次回に続く)
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