また新型コロナが流行り始めました。マスコミはまた大騒ぎしています。今回は、マスコミが余り触れない小児の新型コロナ(covid-19)感染症について、書かせて下さい。情報源は、日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会の報告を一部改変してお伝えします。(改変するのは、一部に小児科専門医向けの情報があるためです)
・Covid-19患者の中で小児が占める割合は少なく、その殆どは家族内感染である。
・小児では、成人に比べて軽症で、死亡例はほとんどない。
・Covid-19ウイルスは鼻咽頭よりも、便中に長期間、大量に排泄される。
・殆どの小児Covid-19症例は経過観察または対症療法で十分とされている。
・Covid-19罹患妊娠・分娩において、母子ともに予後は悪くなく、垂直感染は稀である。しかし、新生児は重篤化する可能性がある。
・海外のデータでは、学校や保育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しく、逆に医療従事者が、仕事を休まざるを得なくなるため、Covid-19死亡率を高める可能性が推定されている。
・教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖が子供の心身を脅かしており、小児に関してはCovid-19関連健康被害の方が問題と思われる。 以上です。
英国からのデータでは、1歳未満の小児の10%は重症化するというデータが公表されています。日本小児科学会の発表は、あくまで日本国内のデータに基づいたものです。英国でのデータをそのまま受けいれて、現在の日本に当てはめて考えるのは、デメリットが大き過ぎると思われます。今後、各地の学校・保育園で小規模クラスターが発生すると思われます。しかし、休校・休園は、感染防止上の効果が乏しく、社会的負担が、余りに大き過ぎるというのが、現在の日本を見た感染症専門科の意見で、このことも考慮に入れた対応を行政には、お願いしたいと思っております。