F1~あの先にある栄光~綻び#1 | F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~は、1994年サンマリノGPで発生した事故の真相を追及するものです。

小説風に書いていきます。更新は2か月1回のペースでやっていきたいと思います。
タイトル写真:BigTallGuy

話を戻そう。

何故アイルトン・セナのオンボードカメラの映像がレコードラインをはずれた瞬間に途切れてしまっているのか?ということだった。

ただ私はこの映像を抹消する決定はただ隠蔽することだけが目的ではなかったのではないということに共感してほしかった。

私はこの組織の一部の人間が上層部から命令される形で映像は消去されたと考えている。

あの密会に参加していたものなかでそれを実行できる精神的余裕のあるものはいなかった。
それに、証拠隠滅となる行為に直接手を下すということは考えにくい。

私はこのオンボードカメラの映像とテレメトリーデータの提出した時期が遅れたことには理由があったと考えている。

この2つは最初から存在していた。

オンボードカメラの映像は録画がなかったとされ表に出てこなかった。

テレメトリーデータについてはクラッシュの衝撃の強さを理由にデータが一部壊れているためデータが取り出せず修復するのに時間がかかるというものだった。

だが提出されなかった期間もグランプリスケジュールは進んでいく。

テレメトリーデータはともかくオンボードカメラの映像があれば原因の推測はできたはずだ。

だがチームはデイモン・ヒルをクラッシュ直後も走らせたし、次のモナコGPでも走らせた。

このチームはステアリングコラムの破損など微塵も考えていなかったのだろう。

何故か?

それはオンボードカメラの映像もテレメトリーデータにもステアリングに異常を示すものが何もなかったからに違いない。

そう、彼らこのチームは当初、ステアリングが原因ではないとはっきりコメントしていた。

まだしっかりとした検証もされない中でそのように言えるのはその確証とも言える映像をみたからなのではないだろうか。