上から目線なのは承知で、厳しい話を書いてみます。

以前 阪急ブレーブスを応援していた頃、私ら阪急ファンには自負がありました。「まぁファンが少なくてもイイや」「私らは阪急ブレーブスの良さを分かっている」「私らがその分一生懸命阪急ブレーブスを応援する」。そんな考えを持ち足繁く阪急のゲームに通っていた私らが冷や水ぶっかけられたのは88年のシーズン終了間際の事。つい先日までホークスが球団譲渡されることを他人ごとのようにとらえていた私らに罰が当たりました。赤字を親会社に転嫁していた阪急ブレーブスは売り飛ばされ…(以下略)。
書き添えると以前の私はマスターズリーグ野球にかじりついていた時期もありましたが、こちらも1試合で万人レベルの観客動員(東京ドームの正月開催だと3万超クラスの動員)があるにも関わらずスポンサー撤退により近年は休止となっています。選手のギャラをはじめ運営費ははるかに違いますが1試合で入場料2000-3000円前後に設定されていたにもかかわらず、
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最後の年は京セラドームで予定されたゲームが動員力の低さから突如全てキャンセルされました。マスターズリーグが年40→20試合に減った時でも決して収支上の都合とは思わず選手側の都合(拘束の負担軽減化)と思い込んでましたが、現実には万人レベルの動員でも経営上問題が有ったのです。画像は08年京セラドームでのテレビ画像。この日は二万以上の来場客でしたがこれでも収支上苦しかった訳です。
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やはりひとつの事業として存在する限り女子プロ野球はファンが増えなければいけません。

特に足繁く通っていると自負されているファンの方に認識してもらいたいのは、動員が1試合千人超レベルのままなら女子プロ野球はあと数年で終わりです。最低ラインか200万円の年俸の選手を50人弱とみなしても約一億円。ゲームの入場客が千や二千で60ゲームの入場料収入では選手の年俸すらまかなえません。
全てのファンが入場料が五千円一万円でも今まで通り観に行く覚悟を持つなら話は別ですが、私らファンも知り合い誘って球場へ そしてファンを増やす必要が有ります。私らが一人を連れて行ってファンになってもらえればファンは二倍になります。二人連れて行ってもらってならば三倍です。その人たちが更に知り合いを連れてきてもらえれば…。
私としては女子プロ野球がマニアックなファンだけのものになってもらいたくはありません。もっとメジャーに もっと沢山の人たちが観に来る競技になってもらいたいです。幸いにして野球は日本でトップクラスに浸透しているあるスポーツですから1からルールを覚えてもらう必要はありません。皆が知ってるルールである野球を楽しんでもらうだけです。
マニアックなファンをいっぱい集めて 入場料を常識外れな価格に設定し 一体なにを楽しみに来ているのか分からないような企画・ファンサービスを立てまくり 個数限定と銘打ったグッズをこれでもかと次々に発売して…そんなのではなく、観戦側としても手軽な娯楽を目ざして 敷居の高くないスタジアムに満員のファンが詰めかけて 選手たちの全力のプレイを満足してもらえる女子プロ野球になってもらいたいです。

普段から機構のファンサービス手抜かりについては指摘をしている私、ファンサービスもファンを呼び寄せる手段のひとつですが最期には技術向上と考えます。
先日の開幕戦に招待券を託して知り合いにきてもらいましたが、ゲーム内容について後日おわびのメールをしました。それは育成と引き換えに大変残念なゲームをみせてしまったというのが私の偽らざる本音だからです。船出して三年目となればやはり知り合いに胸を張って球場に誘えるだけの野球をみせてもらいたいです。そしてそのためには時には選手を厳しく突き放すくらいの覚悟も必要だと思います。

今後私らファンも知り合いを球場に呼ぶ努力をしたいです。そして選手たちには来てくれた人たちを新規ファンに取り込むだけのプレイをして欲しいです。