水平線から太陽が昇るのは年に数回だろうか。
ほとんど、水平線上に雲があり、滅多に見られない光景である。
自然と手を合わせて祈っていた。

しかし、古歌にこんな歌がある。

♪ハー落ちぶれて\袖に涙のかかる時\
人の心の奥ぞ知る\朝日を拝む人あれど\
夕日を拝む方はなし\サノサ

皆さん、気を付けましょう。
上昇気流に乗っている人ばかりに気を向けないで、干されている人にも気を回しましょう。何時かは必ず自分が干される時が来ます。












「幸せ」とは何処にあるのだろう。

ドイツの詩人カールプッセの詩に

山のあなたの空遠く
幸い住むと人のいふ

噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、涙さしぐみ、かへりきぬ。

山のあなたに  なお遠く
「幸」(さいはひ)住むと人のいふ。


解釈すると
幸せは山の彼方の向こうにあると人が言っている。自分も幸せ求めて行ってみたが幸せは無かった。
ても、人々は幸せは遠くにあると言っている。

私は思う。

幸せは自分の心の持ち方で、今の自分のまわりにあるのだと思う。
今を感謝して生きれば幸せは寄って来ます。「不平不満は身の錆」です。

ても、人間の私です。



さざんかの  花びら木なりに  おちにけり
我が家には深夜になると船の汽笛が聞こえてくる。
ボーと言う汽笛である。汽笛の意味を考える事がある。
「私はここに居ますよ~」「今、神戸から着きましたよ~」等などである。

寝て居て船の汽笛が聞けるなんてなんて幸せなんだろうと思う。

ゲーテの詩集の中に
「見よ  よきものは身近にある。
  幸福はいつも目の前にあるのだ」

皆さん、幸せは遠くでなくて日常の目の前にあるんですよ。

感謝、感謝です。