近所の家の庭に柿の木がある。
今年は実がたくさん付いている。
赤く熟れた柿はもう、食べても
良さそうだ。

私が小さいころ、即ち終戦後になるが、柿や桃は大切な食料だった。
腐って落ちた物まで食べていた。

食べ物も無く、もちろんお金もない
時代だったが、心には未来があったような気がする。

現代の日本は食べ物は豊富にあり、お金もあるが心の満足感が無い。

言葉に「知・足・心」(ち・そく・しん)とあるが、即ち、足(た)るを知る心が時には必要である。今を満足する心を一日の中の一瞬でも持てば明日への活力源となるだろう。

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正岡子規の俳句に「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」がある。





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