梅雨が明けた。いよいよ本格的な夏がやって来る。

昨日の朝、いつものように散歩していたら、道路に蝉の殻が落ちていた。幼虫から成虫に脱皮 したのだ。

人間ならば祝福される瞬間だが、蝉は誰も喜んでくれる人も無い。死んでも涙を流してくれる人も無い。

ただ生まれ、死に、何も残さず消えていく。そんな蝉に自分を重ね合わせる。

photo:01

生きかわり 死にかわりして 打つ田かな 村上鬼城



iPhoneからの投稿