木城町にある小丸川揚水発電所の見学に行ってきた。
特別なイベントがあり、見学が可能になったからだ。
普段は見学することは出来ない発電所だ。
揚水発電所はふつうの水力発電所と同じように、水の力で
水車を回して電気を作るのだが、違うのは使った水を再度
汲み上げて発電するエコ発電所である。
地下発電所になっており、地下約400mの所にある。
マイクロバスでトンネルを降りていくが、少し気味が悪かった。
チリの落盤事故を思い出したからだ。
帰りに近くにある武者小路実篤が住んでいた「新しき村」
に立ち寄った。まだ、人が住んでいて田畑があった。
豚なども飼育されていたが、人影を見ることが出来なかった。
人の住んでいない壊れかかった住居を見ると芭蕉の奥の細道
を思い出した。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。……」
芭蕉はこう読んでいる。
「草の戸も住替る代ぞ雛の家」
(くさのとも すみかわるよぞ ひなのいえ)


