昨日、母に

「境界線があった方がお互いの為にいいと思うよ」

と、やっと伝えることができた


母は80代、元公務員


企業戦士で留守がちで、今ならパワハラで訴えられてしまうであろう
ゴリゴリの亭主関白である夫(私の父)の機嫌をとりながら
フルタイムで仕事をしてきた


よく言えばおおらか、サバサバ、
悪く言えば無神経、おおざっぱ


細かいことは気にしない、兄と私によくある執着のようなこともしない
やりたいことに反対せず自由に育ててもらった


と、思っていた



が、70代になったくらいから
会うと小さなケンカをしてしまうことが私の小さな悩みのひとつだった


べったりと友達のような関係ではないけど
どちらかと言えば仲の良い母娘だと思っていた


なんでこんな風になってしまったんだろうと思いながら
小さなケンカをしたことはすぐに忘れて
また実家に寄っては、お互いの言い方、指摘してくるどうでもいいことに
イライラして、つい言いすぎてしまったことを後悔する


そんなことをつい最近まで繰り返していた


母と娘なんてそういうもの
親子なんだから、すぐに忘れてまた楽しく会えてるじゃん
うちはベタベタしてない、お互いに自立した親子関係


そうやって割り切って、これからも親孝行をすればいい


そう思っていた



私もだいぶ老化が進み、あと数年で還暦になる
体力、気力に自信がなくなってきた
母と過ごせる時間はあと少し
できるうちに喜ぶことをしてあげたい


なのにどんどん、母と会うのが憂鬱になった


いやいや、今まで育ててくれた親の存在が憂鬱なんて
と考えてしまうことが増えてきて


それと同時に、母から私への言葉の暴力(お互い様と思っていた)と
最後に必ず言われる捨て台詞


「お前ってお父さんに、顔も性格もそっくり」


これを言われるたびに
またかよ、まあ、亭主関白の父の相手をしてストレスもあるんだろう


仕方ない、確かに私は父に似てるし~


と、割り切れない思いを無理に切り替えてやり過ごしてきた



ある時、また私が母と会って帰宅したあと
いつものように、母に言いすぎちゃった、またやっちゃった
などと、世間話の続きで私の夫に話していたら


「ずっと思ってたけど、お義母さんって君のこと嫌いだよね」



と突然の爆弾発言をいただいちゃったんですよ!


いやいや、待って待って
親子だし、そりゃ言いすぎちゃったりするけど
すぐに忘れてまた楽しく話したりしてるよ~
嫌いってことは無いでしょ~、やだわ~爆  笑



この時の夫の爆弾発言をきっかけに
母から言われてショックだったこと、悲しかった出来事が


ドドドドドドドドド~~~~~~~っと


私の中からあふれ出てきて
消しても消しても次々と飛び出してきてしまう

そこからは、まさに怒涛の勢いで
母への抑えきれない怒りと憎しみで
なぜか2㎏痩せた(これはちょっと嬉しいラブ)



そうだった...

私はいつの頃からか、なんとな~く


母に好かれてないかも


と、無意識に感じ取っていた


それを認めることが恐くて、悲しくて、苦しくて
気づかないふりをして、なかったことにしてたんだ




そうか、そうか、
母親といってもただの人間
子を産んで急に偉大な人になるわけでもないし
聖母になるわけでもない


子どもが勝手に「お母さんって世界一すごい」


って思っただけだったりする



くそ生意気な態度を取られたらムカつくだろうし
我が子であっても無視したくなることもあるでしょう



私が母を大嫌いと思うこともあったし(何十回も)
母も私を大嫌いと思うこともあっただろう(何十回も)


それが瞬間的な大嫌いという感情だったから
すぐに忘れてまた一緒に過ごせて
また小さなケンカをして
また忘れて一緒に過ごしたりした




瞬間的に嫌いな感情を感じてしまう


これが悪いことだと思うから、お互いにしんどい


私の母を大切に思う気持ちは本当で
母を嫌いと思う気持ちがあってもいい

母が私を大切に思う気持ちも本当で
我が子を嫌いと思う気持ちがあってもいい



これを認めたら
母が何を言ってこようと、捨て台詞を吐こうと
どうでもよくなった


私が母につい強く言いすぎてしまうことにも
妙な罪悪感を感じなくなった


だから、親子関係でモヤモヤ、ザワザワしている方たちに


「境界線」があってもいい

「嫌い」と思ってもいい


と、お伝えします