歴史街道 2018年1月号 特集 東京裁判の真実 男たちが守り抜いたもの
「この裁判は、史上最悪の偽善だった」戦後、GHQでダグラス・マッカーサーの片腕だったチャールズ・ウィロビーが述べたのが
昭和21年(1946)5月から行なわれた東京裁判でした
東京裁判の正当性については、閉廷から約70年が経つ今でもなお
国内外で様々な議論が交わされています
しかし、いずれにせよ、裁判に毅然と臨んだ日本人がいたことは、紛れもない事実です
多くを語らず、進んで責任を背負った「悲劇の宰相」広田弘毅
日中友好を願いながらも、死刑を宣告された南京攻略戦の司令官・松井石根
東南アジアの戦争裁判で、部下を救うために奔走し続けた今村均
彼らは、どんな不条理に遭っても、凛として、日本人としての矜持を貫きました
東京裁判の真実を明らかにしつつ、そんな男たちの姿を描いた特集です
東京裁判史観はそろそろ見直すべきだというのが私の考えです
A級戦犯とされた人物たちは平和に対する罪だとか言うアメリカの自分勝手な正義のために裁かれました
BC級戦犯とされた人たちは裏付けのない証言だけで処刑されたり上官が逃げたために罪を押し付けられて犠牲になった人もいたそうです
それでも彼らの多くは最後まで日本人として凛とした姿勢を崩しませんでした
日本の軍人が現地の人たちを虐待したことが無いとは言い切れません被害を受けた現地の人たちに謝罪することは必要でしょう
だが欧米の人間に裁く権利はない
彼らは自分たちがやってきたことを棚に上げて日本人を断罪しています
ましてや自分たちがしでかした核兵器による一般市民の大量殺戮
をしでかしたアメリカ主導で裁くなんてことはまさに不正義
いい特集だったんですけど某小説家のところだけはなんか違和感をぬぐえませんでした
自分の小説とか脚本にかかわった映画の宣伝みたいで
まあ2202もイマイチだし仕方ないかな