樺太1945夏 氷雪の門 | 好きこそモノの上手なれ

樺太1945夏 氷雪の門



 8月ももう終わりでございますが晴れ8月と言えば終戦の日日の丸


 今月、靖国神社五十鈴神社で特別上映されている作品を紹介します映画


 時は大東亜戦争末期軍艦、日ソ中立条約を一方的に破棄ドンッ(いまだ有効期間中にもかかわらずショック!)してソ連軍が各地に侵攻T-34/冬季迷彩南樺太も例外ではなく、弱体化した日本にそれを止める力はありません負け日本のポツダム宣言受託後も戦闘を続けるソ連軍T-34/二色迷彩に在留日本人は避難を開始、そんな中でギリギリまで通信電話を確保するために残留した交換所の女性おとめ座たちの話です。最後に彼女達はソ連軍に捕まればどんな目に会うかもわからないと自ら命を断ちますお墓

 2008年には同じ題材をもとにドラマ化されていますのでご覧になった方も多いと思います。

 戦争は悲劇ですしょぼん前線に赴いた夫(形だけ結婚をしたような感じですがおひなさま)の無事を案じ、当時の物質欠乏の中でさほど甘くもないお汁粉お団子をささやかな楽しみにしているような女性達女の子が犠牲になるなんて。戦争は起こしてはいけないものなのですグー

 しかし、この作品の問題は他にありますしょぼん作品そのものではなく、当時の公開にあたっての問題です叫び作品中にソ連を非難するような描写が出てきますむかっ停戦後も戦闘を続行メラメラ停戦交渉に出向いた非武装の軍使降参や避難民に対する殺戮銃ポツダム宣言受託後にもかかわらず引き揚げ船に対する攻撃潜水艦など今では事実であるとされている戦時国際法に違反していることです裁判員制度
 ところが、ソ連ソ連からの横槍が入って上映中止にNG先に映画「靖國」の上映中止に対して「表現の自由」とか騒いだメガホン方々(の先輩たち)は素直に受け入れたようでプンプンロードショーは中止になき一部独立系のみでの上映となりましたが、平成の世に再び話題を呼びつつありますニコニコ

 少し離れましたが土下座戦争の悲劇を伝えるためにも、もっと評価されても良い作品だと思いますグッド!遊就館での上映は今月一杯ですが、DVDCDも出ているようなので、機会があれば御覧になることをお薦めします合格


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