ニューヨークヤンキースは、トレードによりアトランタブレーブスのハビア・バスケスを獲得。
ヤンキースは、メルキー・カブレラ、マイケル・ダン、アロディス・ビスカイーノを放出。
ブレーブスからは、バスケスの他、ブーン・ローガンを獲得。
さらに、ブレーブスには50万ドルが支払われます。
バスケスは、プエルトリコ出身の33歳の先発ピッチャー。
15勝、防御率2点台、200イニング、200奪三振をクリアし、まさにキャリアイヤーとなりました。
10年連続2ケタ勝利の上、故障にも強く、計算できるピッチャーです。
これで、CC・サバシア、AJ・バーネット、アンディ・ペティットに続き、バスケスと先発4番手まで決定。
残り5番手は、ジョバ・チェンバレンまたはフィル・フューズとなり、溢れた一方がセットアップでしょう。
ちなみに、バスケスは’04年にトレードによりヤンキースに加入、翌年同じくトレードにより放出された実績があります。
今年はできすぎの感があり、また本拠地球場の狭さもあり、ある程度成績は落ちるでしょうが、番手が番手であるので、十分活躍してくれるのではと思います。
バスケス成績
ローガンは、25歳の左のリリーフピッチャー。
今オフでのフィル・コーク放出の穴埋めになれば幸運?
ローガン成績
カブレラは、ドミニカ共和国出身の25歳の中堅手。
生え抜きでクラッチプレーが多く人気があるものの、ヤンキースのレギュラーとしては物足りなく、伸び代に限界を感じられたと思われます。
これで、FAによりマーク・デローサを獲得、または短期であればジョニー・デーモンと再契約の可能性がわずかに見えてきたのでしょうか。
カブレラ成績
ダンは、24歳の左のリリーフピッチャー。
今年、メジャーデビューしてます。
ビスカイーノは、19歳の先発ピッチャー。
ヤンキースのプロスペクトランキング上位に位置する有望株です。
ブレーブスにとって、このトレードの成否は彼の成長による所大と思われます。
総じて見ると、ヤンキースにかなり分のある商談になったのではと思われます。
不作といわれるFA市場から長期契約を結ぶ事なく、安定した成績を見込めるピッチャーを単年で獲得できたのは大きいと思います。
見返りとしての放出も、かなり安価に抑えられたと思います。
ブレーブスは先発ピッチャーの頭数が溢れてる事もあり、その足元を見られたとも言えますね。