決済が完了したので、後は発送~到着を待つのみです。
Wildwood GuitarsはFedExでの発送です。
発送は日本時間の土曜日・26日になります。
FedExは発送にグレードが有り、上から2番目のグレードで発送されます。
ショップが有るロッキー山脈の麓からハブ空港まで近いので最短で中2日で到着します。
と言う事は到着は順調なら翌火曜日の29日でしょうか。
で、現物を見る迄はショップ撮影の写真を見て楽しみに待ちます。
こんな妙なデザインが今から60年以上も前に作られたとは驚きです。
何処をどうするとこんなに変なデザインが浮かぶのでしょうか?
いくら何でもアリのソリッドボディーとは言え、良識の有る大人が揃って、こんな物を考え出したとはどう言う事でしょうか?
売れる訳が有りません。
手造りの木製品だから良い様な物ですが、大量生産品なら倒産しています。
レスポールやES-335の様な傑作を作ったテッド・マッカーティーさんはどうかしていたのでしょうか?
何か悪い物でも食べて具合が悪かったのでしょうか?
その希少性から今では最も高価なヴィンテージギターと言われ、バーストの数倍だそうです。
と言う事は、1億円以上と言う事です。
でも、ギブソン的には何の足しにもならないのが残念では有ります。
エクスプローラーとは当時開発中の衛星打ち上げロケットの名前だそうです。
そしてこのデザインはテールフィン時代と言われたアメリカ車のデザインをモチーフにされたそうです。
もろにロケットを模したフライングVよりは少し理性のあるデザインですが、そちらの方が売れたのが不思議です。
当時のアメリカ人の精神状態を疑います。
オリジナルの1958製は1ピースボディーですが、こちらは残念ながらセンター貼り合わせの2ピースです。
因みに21年に18本限定で発売されたコレクターズエディションは1ピースボディー+ブラジリアンボードです。
そしてマーフィーラボのAged仕上げです。
ブラジリアンボードなので日本には来ませんでしたが、価格は3万ドルのビックリ価格でした。
この個体の向かって右側の材は薄っすらと杢が出ています。
これが1ピースだったら凄い材なのですが、そこは安いシリーズなので仕方が有りません。
ネックもほんの少し杢が出ているように見えます。
杢フェチの私には嬉しいです。
この角度で見ると表も薄っすらと杢が確認出来ます。
左右どちらも柾目なのですが、杢が出ているコリーナが有る事が分かります。
しつこい様ですが、1ピースなら超カッコ良いでしょう。
バナナヘッドと呼ばれる(そのまんまです)形状は好きです。
弦の並び具合と言い、個人的には秀逸なデザインだと思います。
初期の数本はVヘッドで、リック・デリンジャーの個体で有名です。
確か今はリック・ニールセンが所有しています。
彼はオリジナルエクスプローラーを3本持っています。
58年に18本、59年に3本で21本(22本説もアリ)しか生産されていない(売れていない)のにです。
そして写真で見る限りは良い色味の指板です。
目の詰まりも良好との事です。
ブラジリアンに近いルックスだと嬉しいです。
ヘッドはこの長さ(幅)なので貼り足されています。
オリジナルも同様です。
デザイン有りきとは言え、余計な手間が掛かっています。
とは言え、レスポールも両端を耳張りしているので似た様な物です。
因みにエピフォンは安物なのでヘッド部でスカーフジョイントの様です。
写真での確認なので違うかも知れません。
オリジナルと同様のレプリカケースに入っています。
何だかとてもデカそうで、送料がレスポールよりも高いのも納得です。
COVID19以降の送料値上がりは凄い事になっています。
Wildwood Guitarsはヴォリュームディスカウントを受ける上得意なので$350ですが、個人だと倍位の価格になります。
あんなに大きな物を迅速かつ安全にアメリカから運んで貰うのですから寧ろ安いと思わないとイケマセン。
前回のR4で事故を経験しているのでちょっとだけ心配です。
でも、Wildwood Guitarsは非常に厳重な梱包なので大丈夫でしょう。
その代わり、開梱後の片付けが大変です。
と言う事で、弾いた事すらないエクスプローラーを買いました。
果たして気に入るのでしょうか?
宜しくお願いします。