しつこく推奨している作戦です。

この記事を読んで下さり実践して頂いた方からレポートを頂き嬉しい限りです。

私の個体の報告をしていないので遅ればせながらご覧下さい。

 

17年 A Murphy Masiterpieceの指板です。

今年の8月末に購入した物です。

何時ものネット通販で海外から購入した物ですが、画像では指板がまっ茶色でした。

普通ならパスする位の色味です。

でも、そんな物は大丈夫!と確信が有るので気にしませんでした。

これは到着して直ぐの状態です。

こんなにまっ茶色です。

カッコ悪いですよね?当然この時点ではガッカリします。

 

こちらは現在の姿です。

とても同じ指板とは思えない位に良い感じになっています。

一回の処置では無く、何度も繰り返した結果です。

決して着色はしていません。

ミネラルオイルと蜜蝋だけでこうなります。

 

ハイポジションも同様、こんなにカッコ悪いです。

 

でもね、こんなにカッコ良くなります。

ちょっと見は昔のハカランダの様です。

良く見ると杢目の筋が見えますが、離れると真っ黒です。

 

レスポールを選ぶときには杢と色と重量、そして指板の色も気になります。

折角良いレスポールなのに指板が薄くて嫌だな、と思っても多くの場合は大丈夫です。

特に新品とかデッドストックに近い個体の場合は指板がかなり乾燥して薄く見える事が多いです。

それらは油分を加えて蜜蝋で保護してあげればここ迄黒々としてカッコ良い指板になります。

薄い色味が好きな方には大きなお世話ですが、大多数の人は黒い指板の方が好みだと思います。

大した手間でも無いし、ちょっとした出費で激変します。

音に影響が有るかは全く分かりません。

只、カッコ良くなるだけです。

指板の接着への影響は無いと思います。

特に膠なら心配は無用です。

こんな油でどうのこうのと言う程柔い物では有りません。

膠は高熱を掛けないと緩みません。

 

是非、お試し下さい。

 

宜しくお願いします。