前回の投稿でご質問を頂いたので、更に指板磨きを突き進めました。
上から荒目#240、細目#800、極細目#1000、極細目#3000です。
荒目の♯240は指板には使いません。
先の投稿では♯800で研磨したのみでしたが、更に研磨工程を追加してツルツルにする作業をしました。
#800で傷やささくれが取れたら、次は♯1000で更に磨きます。
この辺でかなり滑らかになります。
余りツルツルになるのが嫌な方は此処でやめましょう。
でも、この段階では少しですが磨いた痕が残ります。
筋状に残るので気になる人は気になります。
私は気になります。
そこで#3000で更にシコシコと磨きます。
この工程になると研磨力はとても弱いのでテレビでも見ながら気楽に指を動かしても大丈夫です。
筋状の傷が完全に消えるまでやり続けます。
とは言っても大した時間では有りません。
磨きが終わると指板に指がうっすらと映り込みます。
最後にお好みでフレットジュース(ミネラルオイル)を塗って、更に蜜蝋を塗れば完成です。
ずっと以前からギブソンの指板が良い仕上げで無いのは感じていましたし、でもそう言う物だと受け入れていました。
しかしながら近年嵌った、PRS Private Stockと較べるとガッカリします。
PRSの指板は本当に綺麗で初めからスベスベです。
ギブソンもこうだと良いな、と思ったので何か良い手はないか?と始めたのがこの手法です。
指板は結構な面積を占めます。
ギターの顔の一部以上です。
ですから此処が綺麗になると男前度がぐっと上がります。
私はこの作業に大満足で、全てのレスポールに施工しました。
最後に、私はギターを弾くのは勿論ですが弄るのも大好きです。
少しずつでは有りますがより好みのギターになるのは嬉しいです。