政府は先月「新エネルギー基本計画」を閣議決定しました。

 

この中で原子力を引き続き活用して行く方針を明らかにしました。

 

今回の計画では2030年の電源比率目標を原子力20~22%とし、再生エネルギーを22~24%としました。

この新たなエネルギー基本計画では、太陽光や風力等再生エネルギーを「主力電源」にすると初めて明記したことが特徴点として、挙げられます。

 

太陽光や風力発電といった再生エネルギーの最大の弱点は天候に左右される不安定さにあります。

 

再生エネルギー業者の新規参入が多くあっても、作られた電気を送る送電線は既存の大手電力会社送電網を借りて送らなければならないのです、しかも、再生エネルギーは天候の良い日に大量に集中して作られます。

 

充電システム整ってない状況下では、送電線空き容量が不足する事態を如何にして回避するか、送電網の容量調整が今後、大きなポイントになります。

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