いつかご紹介したいと思っていた、友人セレクションの育児マンガ&エッセイ。


私がこのブログをはじめるキッカケとなった妊娠・出産した友人が、昔から育児ものが好きでよく貸してくれました。

友人のご懐妊に大ダメージを受け、ようやく心の整理がついて会いに行くと、妊婦になった友人はいつも通りたんまり育児ものを貸してくれました。(友人は私が妊活中とは露ほども思っていません)

ギャフン!と思いつつ、風呂敷に包んで持ち帰り、読み進める自分のドMっぷりが、だんだんおもしろくなっちゃうっていう。(こじらせ)


友人が書評を探してここに辿り着かないことを切に祈りつつ。
私が厳選したので、ラインナップとしてはかなりメジャーかも。





ママはテンパリスト 1/集英社
¥802
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育児ギャグ漫画の金字塔です。
芸能人にもファンが多いそうな。
東村アキコは創作よりもエッセイ?ノンフィクションの方が断然おもしろいです。
とりあえずこれ読んどけば間違いないです。



はるまき日記: 偏愛的育児エッセイ/文藝春秋
¥1,296
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『臨死 江古田ちゃん』の作者さんの育児エッセイです。
生後2ヶ月から1年間、日記風に。

私、結構マンガのチョイスは耽美主義?で、お下劣な感じの江古田ちゃんなんて全然興味なかったんですが、友人から借りて読み進めると、徐々にそのアカデミックさに虜になりました。
他のエッセイも読みましたがおもしろいです。エッセイの方がマンガよりもとっつきやすいくらいかも。

途中で震災がおこったり、時代背景も含めて日記テイストなのがいいです。
旦那さんが素敵。



トリペと―妊婦、はじめました/主婦と生活社
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リラックマの作者さんの妊娠~出産後まで。
イラストエッセイです。
これ、おもしろいです。秀逸。
他では省略されがちな出産前後(陣痛~初授乳)が丁寧に描かれています。
我が子をはじめて見たときの気持ちとか、産後の気持ちとか、愛情にあふれているんだけども、戸惑ったりどこか淡々としている気持ちとか、すごくリアルです。イラストのテイストとは裏腹に。



ちなみに、お三方共、妊娠までの経緯についてはアッサリできた系です。




今は母となった友人ですが、もともと子どもが好きでも子どもが欲しいわけでもありませんでした。それでもハマってしまう育児エッセイジャンル。
やっぱり、事実は小説より奇なりだなあと思います。
私はそれに影響受けて、体験記とか海外滞在系のエッセイ漫画を開拓したり。
小説を読むのが好きなんですが、フィクションの下地として、取材とか実体験に基いたエピソードがあるかどうかが、すごく作品の質に影響しているなあと感じたり。改めて、今まで読んできた本を思い返したりしました。



たぶん、妊活中でもおもしろく読めると思います。
箸休め的にどうぞ。
他にもいっぱいあるんですけどねー。