味覚と免疫
今でこそ人間は食べられる物と食べられない物の区別が出来るようになり、保存や調理技術も発達したので滅多なことでは危ない物を口にしなくなった。
しかし、はるか昔の先人たちは、その日暮らしで一か八かで食べ物を口にし、少々ダメになったものでも食べていたのかもしれない。
その名残として「酸味=腐敗」「苦味=毒」として脳に埋め込まれ、特に子供などは忌避する傾向にある。
ここからは私の想像だが、酸っぱい物を食べた時に舌から脳に刺激が行き、「こいつ何か腐った物を食べたかもしれんから気を付けろ」と指令が出ているような気がする。
女性が妊娠した時に酸っぱい物が食べたくなるらしいが、クエン酸や酢酸、乳酸、ビタミンCなどが体に良いだけでなく、本能的に「酸っぱい物を食べると免疫力が上がる」と組み込まれているのではないだろうか。
薬などは飲めないし、胎児を守るためには免疫力こそが大切ですからね。
お茶やコーヒー、ピーマンやゴーヤなどの苦味の刺激も、脳から「こいつ何か毒を口にしたかもしれんから気を付けろ」と体に指令が出る可能性がある。
『良薬は口に苦し』の言葉通り、苦味がいい方向に働いているのだろう。
納豆も体に良いというが、アンモニア臭がまさに腐敗臭なので、体がヤバイと感じるのかもしれません。
新型ワクチンウイルスに負けないように免疫を刺激しましょう。