酸とアルカリ
皮膚の主な常在菌として
①表皮ブドウ球菌(善玉菌)
②アクネ菌(日和見菌)
③黄色ブドウ球菌(悪玉菌)
がいるとのことだ。
アクネ菌が増え過ぎるとニキビが出来ると言われるのだが、表皮ブドウ球菌もアクネ菌も皮脂を栄養にして分泌物を出し、肌を弱酸性にして黄色ブドウ球菌を抑える働きがある。
黄色ブドウ球菌が増えると臭いやかゆみ、アトピー性皮膚炎の原因になったりするとのことだ。
黄色ブドウ球菌は食中毒の原因にもなったりするので、どういう条件で増えるのかの実験をしたところ。
大腸菌と共にph4.1のロングライフ麺では増殖できず、ph6.0のゆでうどんとph9.0の中華麺では増殖することが確認できた。
食中毒予防に酸性の梅干しや酢の物を入れるなど、日本人は昔から知恵として持っていたのだ。
クエン酸が豊富な梅の実は東アジアが原産だし、酸っぱいものをよく食べることが新コロに強い一因としてあるのかもしれませんね。
今のシャンプーやボディーソープは弱酸性の物が多いので、重曹を加えて弱アルカリ性にしてやり、古い皮脂などを完全に取り除きアクネ菌の増え過ぎを抑え、その後でクエン酸の酸で黄色ブドウ球菌を減らしてやれば良い肌状態になるのではないだろうか。
重曹シャンプーとクエン酸リンスがあるので、それを全身に応用してやればいいのだ。
毎日やるのも肌に負担がかかりそうなので、週2~3回でいいのではないだろうか。
人それぞれ肌のphや常在菌の状態が違うので、一概にこれが正解というものはないが、菌が得意なphが存在するということは知っておいて損はないでしょう。