阪神のドリス退団のニュースを見たけど正気なんか?
条件で折り合わず退団なら仕方が無いが、制球や送球が悪いという理由での退団なら反対ですね。

あれだけ角度のあるスピードボールと落ちる球を投げられる投手はなかなかおらんで。

送球なら、まともなコーチがいれば簡単に治せるし。
素人の私なら、ジョンソンとガルシアを切ってでもドリスを残すけど、プロ中のプロである阪神球団は逆の考えなのだろう。

体の使い方も、ボールの投げ方も、肝心の野球も知らないプロ中のプロ、誰一人若手を育てられないプロ中のプロの球団の判断に間違いはないのでしょう。

今日で安芸の秋季キャンプも打ち上げましたね。
『ノーエラー27アウトノック実施』⇒
『紅白戦6イニングで5つのエラー』
最近のお笑い番組よりも笑けるわ。

向かってくるボールに対してタイミングがきちんと取れてないから打てないし守れないんよ。
打撃の悪い時に守備に影響が出るというのもそういうことやろ。

バランス感覚とリズム感が悪いからボールを取ってからきちんと送球出来ないんよ。
筋トレで鍛えまくって力任せの野球をやってるからレベルが低いねん。

力の抜き方を知らん人間がパワーを手に入れたらアカン。

そもそもコンタクトスポーツでもないのに、なんで必要以上にムキムキになんねん。

体の力を抜いて柔らかく使い、バランス感覚を磨き、リズム・テンポ・タイミングを意識しながら体を動かす。
技術が確立されてないからミスばっかりするんや。

体がどう動くのかも知っとかないとね。
藤浪が紅白戦で投げて2回3安打2四球1暴投で3失点ですか。
結果だけ見たらアレやけど、内容は右上に抜ける球が無く右打者に3安打、四球は左右の打者に一つずつやろ。
右打者の体の方に抜けず、ストライクゾーンに投げられたから3安打されたということは進歩したということだ。

山本昌さんから「手首を立てるように」と言われたことが実行出来たからですね。

引っ掛ける球が多かったということは、まだきちんと回内させながら投げられておらず、手首を屈曲させているからだろう。
手首が尺屈(寝る)していると球が右に抜ける
手首が伸展していると球が上に抜ける
手首が屈曲していると球が下に引っかかる
手首が伸展していると球が上に抜ける
手首が屈曲していると球が下に引っかかる
なので手首は真っ直ぐに固定させたまま動かしてはいけない。

ちゃんと体の動きの理屈が分かれば、「そういうことか!」と気付くはずなのだ。

今はお笑いの世界もそうだが、師匠や先輩の技術を盗むなんてことが無くなってきている。
(そういうのが残っているのが落語の世界くらいですかね)
吉本はNSCという学校で教えているのが大多数だ。
野球界でも昔は技術を如何に盗むか、如何に自分で考えて工夫するかで、他人に簡単に教えるなんてことは無かった。
阪神の若手にしても、学校のように教えてやらんことには先に進まないのだろう。

だから山本昌先生にしっかりと教えて貰わないと。

しかし、昔気質の野球界のOB達は、山本昌さんに「教えすぎだ」と思っているかもしれませんね。

逆に教えられたことしかしないので、職人技を持った凄い選手が生まれない。

力任せのしょうもない野球よりも、技術に裏打ちされた見応えのある野球を見たいものだ。
