食らいたい かちあげよりも かきあげを

立行司の式守伊之助が、１０代の若手行司に対してセクハラ行為があったとして処分を受けることとなったが、辞職届を直ぐに受理するのではなく、５月の夏場所後まで自宅謹慎となりました。
暴行事件で略式起訴された元日馬富士には即辞職を認めて、セクハラの式守伊之助には反省のための謹慎期間を設ける違いはいったい何のか？

酒席で暴行事件があった直後に、酒席でのセクハラ事件でしょ？
危機管理委員会が何の役にもたっていないし、理事長の講和なんて誰も聞いていない証拠だろう。
それにもかかわらず、巡業部長を代行していた春日野広報部長の厳重注意だけで、鏡山危機管理部長や八角理事長は何の処分も無し。
同じ日本相撲協会の協会員なのに、力士の不祥事では責任を取るが、行司の不祥事は関係無いのか？

式守伊之助の所属する宮城野部屋と言えば、白鵬の師匠の宮城野親方である。
式守伊之助は酒を飲むとヤバイと分かっていたので、宮城野親方がちょくちょく注意をしていたらしいが、白鵬と同じで全く聞く耳持たずと言った感じですね。
そんなヘボ親方も管理責任を問われ、何かしら処分されるべきでは？
協会に従順な親方は処分されないってか！？
相変わらず自分たちには甘い組織ですな。

池坊のおばはんは、貴乃花親方を「だんまりはいけない」とか言って批判しておきながら、自分が批判されるとだんまりを決めこみましたねｗｗｗ
「礼に始まり礼に終わる」などと、武道の精神を持ち出しておきながら、白鵬がかちあげや張り手を使うのはルール上問題無いと言い出す始末。
ルールに無ければ何をやっても良いと言うのは、それこそ武道の精神に反しているのではないだろうか。
『横綱相撲』を辞書で引くと「正面から相手を受け止めて圧倒的な力の差を見せつけて勝つこと。」と書いてある。
ルール上問題の無い、立ち合いでのかちあげや張り手だが、正面から相手を受け止めていることになるのか？
池坊さんは元文部科学副大臣でしたからね、「若い人は礼を失するという意味を知らないのだろう」と言っていた通り、我々の理解力とは違うのかもしれない。

「かちあげ」というのも、普通は相手の胸の辺りを畳んだ肘などで押して、上体を起こすために使うものであって、顎や顔面にエルボーをして一発ＫＯを狙うものではない。

こんなのも武道の精神からはかけ離れた行為だろう。
相撲が武道ではなく、ただのスポーツだというのなら良いが、武道だと言い張るのならちゃんとするべきだろう。
同じ武道である剣道ではガッツポーズをすれば一本を取り消されるのに、元朝青龍はガッツポーズをしまくって苦言を呈されてはいたが、最後まで治る事がなかった。

結局日本相撲協会という組織では、理事会・評議員会・横綱審議委員会よりも現役横綱の方が偉いから、横綱をきちんと処分出来ないし、やりたい放題させるのだろう。